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「10歳まではジムに行かず、自宅で…」異色の中量級ボクサー・平岡アンディが壊す「この階級は無理」という概念《高校時代は陸上1500mで全国ランク6位》

2024/10/01

 井上尚弥がメインを務めた9月3日、東京・有明アリーナのイベントで、日本ボクシングの未来にとって価値のある勝利を挙げた選手がいた。井上の同門、平岡アンディである。

 暫定王者の肩書きを持つイスマエル・バロッソとの試合はWBAスーパーライト級挑戦者決定戦。日本国内ではWBAの暫定王座戦が認められていないのでタイトルはかけられなかったが、平岡にとってこの“準世界戦”は念願の世界挑戦に直結するキャリア最大の大一番だった。

「これまでにないほどの警戒心」でつかんだ勝利。

 41歳のバロッソは名だたるトップ選手との対戦が豊富で、変則的な動きとハードパンチを武器にしている。平岡は過去最強と目された相手を前にして、警戒心をこれまでにないほど高めていた。

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photograph by Hiroaki Yamaguchi

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