幸英明が8月10日の中京3レースで、JRA通算2万4000回騎乗を達成した。史上2人目、現役2人目の大記録で、上にいるのは武豊のみ。しかも、デビューから30年5カ月6日、48歳6カ月30日での達成は、武の36年1カ月8日、54歳25日を大幅に更新する、史上最速かつ最年少という凄い中身だ。
武はかなり早い時期から「騎乗数の部門だけは、全部幸君に持って行かれる。そこはとっくに覚悟ができています」と予言していた。武から見て、幸は7年も後輩。だが、ひと鞍ひと鞍に全力を尽くす真摯な騎乗姿勢、誰に対しても裏表のない対応ができる人間力の高さを認めているからこその言葉だろう。
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