JRAで910勝をあげている小牧太が、今年度のNAR(地方競馬全国協会)の騎手免許試験を受験した。
最難関と思われた筆記の1次試験はすでにクリアしている。面接という小牧にとっては手続きでしかないと思われる2次試験が7月5日に栃木県の地方競馬教養センターであり、何事もなければ7月19日の合格発表を経て、NARの騎手免許を手にするのは8月1日付けとなる。ダブル免許は認められないため、現在持っているJRAの騎手免許はその前日までに返上する流れだ。
橋口弘次郎調教師との縁にも恵まれ、重賞で85勝。
小牧は元々が園田競馬から生まれたスタージョッキーだ。18歳で曾和直榮厩舎からデビューし、同門の田中道夫の堅塁を抜くまでに時間はかかったが、1992年、25歳のときに初めて兵庫地区のリーディングジョッキーに輝いたあとは、9年連続を含む10回の首位に君臨した。そして今回、20年ぶりに古巣の園田に復帰しようとしているのだ。
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photograph by NIKKAN SPORTS