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「果敢なプレーで日本テニスを牽引」2021年に引退・鈴木貴男がラケットで伝えたこと

2021/05/12
全豪での一戦もファンの記憶に残る。テニスを愛し、テニスに魅せられた男が4月の盛田杯で現役生活を終えた

 44歳のレジェンド鈴木貴男が2021年の4月、現役生活に別れを告げた。実業団チームと大学、高校の強豪校によるプロアマ混合の団体戦、JPTT盛田正明杯が最後の舞台になった。昨年の全日本選手権覇者、中川直樹に完敗した鈴木は「今の状態ではこれが精一杯」と笑顔でラストマッチを振り返った。

 最後に国際大会に出たのは'18年。その後もテレビ解説やコーチ業と競技活動を両立させていたが、昨年2月に引退表明した。今後の活動はコーチングが軸となる。これまでに杉田祐一、内山靖崇のコーチも務め、「経験や知識、テニスへの情熱を伝えていきたい」と将来を見据える。

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photograph by Hiromasa Mano

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