44歳のレジェンド鈴木貴男が2021年の4月、現役生活に別れを告げた。実業団チームと大学、高校の強豪校によるプロアマ混合の団体戦、JPTT盛田正明杯が最後の舞台になった。昨年の全日本選手権覇者、中川直樹に完敗した鈴木は「今の状態ではこれが精一杯」と笑顔でラストマッチを振り返った。
最後に国際大会に出たのは'18年。その後もテレビ解説やコーチ業と競技活動を両立させていたが、昨年2月に引退表明した。今後の活動はコーチングが軸となる。これまでに杉田祐一、内山靖崇のコーチも務め、「経験や知識、テニスへの情熱を伝えていきたい」と将来を見据える。
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photograph by Hiromasa Mano