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【WBC】2026年のアメリカ代表は本当に史上最強なのか?「確かに、数値上では…」「チームとしての応用力は微妙です」《徹底検証》

2026/03/09
アーロン・ジャッジ Aaron Judge 大会未経験だが昨年4月にいち早く出場を表明し、主将就任も発表
名前だけを見ればさながら「ドリーム・チーム」だ。しかし、過去5大会で優勝したのは2017年だけ。しかも'17年は、決して豪華メンバーではなかった。その事実と識者の声を合わせ、見えてくることは。(原題:[徹底検証]アメリカは本当に史上最強なのか)

 真剣さが増してきた。今度こそ本気だ。そんなフレーズで多くの日本メディアはWBC2009年大会以降の米国代表を評してきた。そして'26年WBCでの同代表は“史上最強”なのだという。

 確かに、数値上で今回の米国代表は“史上最強”かもしれない。「代替レベルの選手1人に比べて何試合分チームの勝ちを上積みしたか」を示す指標WAR(Wins Above Replacementの略)のBaseball Reference版を米ロースター30人(2月21日時点)の'25年成績で合計すると115.5。これは'06年第1回大会メンバーの前年度トータル113.2を超えて過去最高となる。さらにこれまで5大会の同代表と一線を画すのは、初めて前年度のサイ・ヤング賞投手が両リーグからそろい踏みする点だろう。

 ピッチャーの肩、肘は消耗品との考えが浸透している米球界では、長い公式戦での負担から各球団のエース級がWBC参加には消極的だった。それが今回、タリク・スクバル(タイガース)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)と両リーグ最高の左右スターターが加わったことでメンバーの煌びやかさは過去最高級に引き上げられた。さらにこの2人に昨季ア・リーグMVPアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、60発スイッチ捕手カル・ローリー(マリナーズ)にナ・リーグ本塁打王カイル・シュワバー(フィリーズ)らスーパースターたちが続く。この巨大戦力が額面通りに働けば、他国代表にとって大きな脅威となるのは間違いない。

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photograph by Yukihito Taguchi

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