#1067
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「名づけて『ワクワクジャパン』です」寺川俊平が“チームの目玉”とするのは三笘薫の「左SB」起用《2026年W杯、私が選ぶ日本代表11人》 

2023/01/25
「久保選手がメッシみたいに5大会目で優勝して、しかも本田圭佑監督だったら最高」
次こそはベスト8の壁を破ってもらいたい。その夢を託せるメンバーは? カタールで力を見せつけたチームにどんな選手を加えると可能性が広がるのか。3年半後、W杯の舞台に立つ日本代表イレブンをサッカー好き3人が大胆予想!

 次のW杯は、初出場が多かったカタール大会のメンバーを軸に、次世代が絡む陣容になると思います。その基準をベースに、想像して一番ワクワクする11人を選びました。名づけて『ワクワクジャパン』です(笑)。

 最初に決めたのは両SB。モロッコ代表のようなSBが絡む迫力ある攻撃を日本代表で見てみたいな、と。だから、このチームの目玉は三笘選手の左SB起用です。「寺川、わかってないわ~」という声が聞こえてきそうですけど、大真面目です。

 3年半後の三笘選手は、正真正銘のワールドクラスに進化しているはず。だから前目で使うと相手に警戒されて持たせてもらえない。持ち味を最大限活かすには、多少ストロークはあってもフリーでボールを受けられるポジション、つまりSBがベスト。状況次第で3バックのWBにもなれるし、球離れもいいですから偽SBの位置から中央に絞ってプレーしても面白い。守備面の不安も、スペイン戦での強靭なディフェンスを見る限り心配ありません。彼はボールを持てば確実に1枚剥がしてくれますから、攻撃の選択肢も増える。考えれば考えるほど「三笘の左SB」は魅力的なんです。

 冨安選手は、板倉選手とCBを組むパターンもあると思いますが、SBでプレーしてもらいます。CBのもう1枚はチェイス・アンリ選手の成長に期待します。右サイドに冨安選手を置いて安定させることで、左サイドがより攻撃的にいける。そして世界屈指のディフェンダーをCBでなくSBで使うという「贅沢感」も味わえます(笑)。

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photograph by Getty Images

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