鈴鹿サーキットでのF1グランプリが今年、30回大会を迎える。
のちに日本を席巻する人気イベントはいかに根付いたのだろうか。
手探りで大会をスタートさせたオフィシャルチーフが振り返る。
のちに日本を席巻する人気イベントはいかに根付いたのだろうか。
手探りで大会をスタートさせたオフィシャルチーフが振り返る。
1987年10月29日、27台のF1マシンが初めて鈴鹿サーキットを疾走した。以来、日本のF1グランプリは、国中を巻き込んだ爆発的なブームや'07、'08年の富士スピードウェイ開催、冠スポンサーの変更などを経験しながら、今秋の大会で鈴鹿開催30回を数える。
その記念すべき第1回大会を無事に運営した鈴鹿サーキットは、のちに主催者から高く評価されベストオーガナイザー賞を受賞した。まったくの未知だったグランプリサーカスを迎え、見事に大会を成功させたのは総勢600名ものレースオフィシャルたち。そのうちの一人、各ポストからマシンの動きを監視するコースオフィシャルを束ね、決勝レースではチェッカーフラッグを振った土屋一正氏に、初めて体感したF1レースウィークを振り返ってもらった。
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photograph by Wataru Sato