もし、オリンピックの期間中でなければ、大騒ぎになっていただろう。神奈川・桐光学園の松井裕樹は夏の甲子園の1回戦で、今治西から22個の三振を奪った。9イニングでの従来の記録を3個も上回る圧倒的な記録だ。野手が処理したアウトは5個。守っていてさぞ退屈だったろう。
この試合は途中からテレビで見た。6回から9回にかけての10連続三振と、1安打をはさんでのゲームセットになる三振。ちょうど奪三振の半分を見たのだが、あっという間だった。ハイテンポのラップミュージックが流れる中で、早回しの映像を見せられたようなグルーヴ感だった。
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photograph by Hideki Sugiyama