記事を
ブックマークする

筋力と気合いだけでは持ちあがらない。~ロンドン五輪 女子重量挙げ~

2012/09/03

 ヘイズ、アベベ、ジャボチンスキー。東京オリンピックで覚えていまだに忘れない3人の選手の名前だ。ヘイズは男子100m、アベベはいわずと知れたマラソン、そしてジャボチンスキーは重量挙げヘビー級の優勝者だ。前のふたりに比べるとジャボチンスキーの知名度はやや落ちるが、印象度は強烈だ。力士も圧倒するような巨躯でバーベルを持ち上げる。両端の重さでバーがしなるのが驚きだった(調べてみたら、名前の表記はザボチンスキーが一般的なようだが、ここは記憶を尊重してジャボチンスキーで行きたい)。

 以来、普通の試合は一度も見たことがないが、オリンピックになると、重量挙げはかならず見てしまう。さすがに子どもの頃のように、単純な力持ちへのあこがれや驚きといった気持ちはない。しかし、見るたびに、特別な魅力を持っているように感じる。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by AP

0

0

0

前記事 次記事