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「『なんとかなるよ』という感じだった」元WBC投手コーチが語る侍ジャパン・井口資仁新監督の強さ「王監督との共通点も…」 

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遠藤修哉

遠藤修哉Naoya Endo

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posted2026/08/20 17:02

「『なんとかなるよ』という感じだった」元WBC投手コーチが語る侍ジャパン・井口資仁新監督の強さ「王監督との共通点も…」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

侍ジャパン新監督に就任した井口資仁氏

「井口は、選手の成長を促すような使い方をしていた。3年後を見据えて使うというか、間違いなく育成型の監督だったと思う。安田尚憲や山口航輝といった若手を積極的に起用していたしね」

一つの敗戦が命取りに

 ただし、代表監督にはNPBの監督とはまったく違う難しさがある。長いシーズンなら、抜擢した若手が失敗してもすぐに挽回するチャンスを与えることができる。しかし国際大会では一つの敗戦が命取りになる。

「今度は勝たなきゃいけない采配だからね。短期決戦をどう戦うのか。国際大会も選手としては経験があっても、監督としては未経験だ。国際大会は継投も難しいから、ピッチャーを早めに代えるのかどうか、その判断が試合を左右することもある。彼のロッテ時代の采配を見ていると、継投などはかなり決断が早い。WBCは球数制限もあるから、そういう意味ではやりやすいとは思う」

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 もう一つ、井口ジャパンの大きな強みになりそうなのが監督のMLB経験だ。井口氏自身も就任会見で、MLBでプレーする日本人選手を「日本の宝」と表現し、2028年ロサンゼルス五輪への参加に大きな期待を示した。大谷翔平をはじめ、メジャー組をどれだけ招集できるか。武田氏は、そこでも井口という人物の強みが出ると考えている。

「MLB経験者が初めて代表監督になるのは大きい。例えば井口が大谷とか、鈴木誠也のところへ直接出向いて『出てくれ』と頼みに行ったら、なかなかノーとは言えないと思うよ」

 しかも井口氏は、引退後もMLBを近くで見続けている。

「俺は第1回のWBCの投手コーチをやってるんだけど、その伏線として、引退後に大リーグ(当時)中継の解説をやっていて、アメリカの選手やメキシコの選手を見ていたんだよ。王さんから、『WBCっていうのをやるから、コーチやってくれ』と電話が来たのは、そういう部分があると思う。『この選手はここが打てない』というのはデータではすぐに出てくるけれど、実際に見ていなければ分からないところもある。井口も今、メジャーリーグ中継の解説をやっている。WBCに出てくるのは各国のメジャーリーガーが多いから、その経験は大きいと思う」

優勝が絶対の使命

 そんななか武田氏が心配するのが「代表監督」への重圧だ。武田氏が第1回WBCで投手コーチを務めた2006年とは比べものにならないという。

「俺らのときより、今の方がずっと大変だよ。2006年はWBCなんて誰も見ていなかった(笑)。でも、今は優勝が絶対の使命となってる。日本は過去3回優勝しているから、国民全員が勝てると思っている。でも実際はそんなに簡単じゃない。日本は世界ランキング1位になっているけど、今や他国との差はほとんどない」

【次ページ】 リーダーシップもスター性もある

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