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野球のぼせもんBACK NUMBER
「優勝候補は日本ハム」プロ野球で異変…ソフトバンクに超苦戦、日本ハムの“誤算”「悔しがり」「ニヤリ」小久保裕紀と新庄剛志の“名対決ウラ側”
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byJIJI PRESS
posted2026/08/10 06:00
日本ハム監督・新庄剛志とソフトバンク監督・小久保裕紀
たとえば、試合終了まで“あと1球”の局面で、ソフトバンク・小久保裕紀監督と日本ハム・新庄剛志監督がそれぞれのベンチから笑みを浮かべ合うシーンがあった。それが前述した3連戦の初戦でのことだった。日本ハムが1点リードでの9回表。2アウトからの連続四球で一、二塁と一打同点、あるいは逆転の場面ができた。打席の周東佑京は1ボール2ストライクと追い込まれマウンドの柳川大晟が投じた4球目、149キロ直球は内角低めへの渾身の1球だった。球審の判定はボール。たとえストライクでも異論はないだろうぎりぎりのコースに、一塁ベンチの新庄監督は両手で抱えた頭を左右に大きく振って悔しがった。それを見た三塁ベンチの小久保監督も思わずニヤリ。結局、最後は周東が空振り三振に倒れてソフトバンクはこの試合に敗れたのだが、ドラマチックな好勝負にまた花を添えていたように見えた。
開幕前「優勝候補は日本ハムじゃない?」
そして昨年はクライマックスシリーズの激闘も凄まじかった。ファイナルステージはリーグ優勝のソフトバンクがアドバンテージも含む3連勝で一気に王手をかけるも、下克上を狙う日本ハムが第3戦からの大逆襲で逆王手とした。最終決着の第6戦も僅差の大接戦の末に、最後はソフトバンクが2―1で振りきり日本シリーズ進出を果たしたのだった。

