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野球のぼせもんBACK NUMBER
「まさかの14勝3敗」ソフトバンクなぜ日本ハムに強い? 現地記者がナゾを追う…小久保裕紀が名前を挙げた“2人の重要人物”「立ち去るコーチを引き止めて…」
posted2026/08/10 06:01
小久保裕紀監督が名前を挙げた“2人の重要人物”とは
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph by
JIJI PRESS
日本ハム投手に“異変”…ある数字
8月10日現在、ソフトバンクは日本ハムに「14勝3敗」とめっぽう強い。なぜか。
深掘りすると、ある事象が確認できた。ソフトバンク打線は、日本ハムの先発投手を攻略しているのだ。
日本ハム先発投手はソフトバンク戦17試合でQS達成が4度しかない。チームのシーズンQS達成率は56.2%はリーグ2位の高水準なのだが、ことソフトバンク戦に限れば23.5%と急降下するのだ。エースの伊藤大海がソフトバンク戦は対戦防御率5.34と苦戦し、今春WBCの侍ジャパン戦士だった北山亘基は同6.92、若き剛腕の達孝太が同5.87、有原航平も古巣相手に同8.18と軒並み苦しんでいるのである。
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ソフトバンクに何か秘策があったのか。
首脳陣や選手、裏方スタッフに答えを求めた。だが、日本ハム戦だけ特別なデータ分析をしたり、資料を多く用意したり、スコアラーを増員したりしているわけではないと全員が口にする。もちろん、まだシーズン半ば。すべてをさらけ出すはずがないのは承知で取材しているが、それでも本当に“日本ハム戦だけ”の対策を講じているわけではなさそうだった。
「苦笑いしてそそくさと…」“重要人物”に直撃
現場のトップである小久保監督はこう語った。
「長谷川勇也(一軍打撃兼スキル)コーチが村松有人(野手)チーフ(コーチ)と一緒にオーダーを考えながら、より得点できる可能性が高い選手たちを起用しているのが上手く行っていると思いますね」
小久保ホークスの場合は、コーチが打順を考え監督に提案をして最終決定される流れが採用されている。そこで長谷川コーチに水を向けたが「勝てている理由なんて分かんないですよ」と苦笑いして、そそくさとグラウンドから引き揚げようとする。何とか引き留めると「選手の集中力が高い。そこに尽きると思います」と話し始め、立ち止まってくれて言葉を継いだ。

