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「墓にクソぶっかけてやる!」長州力と三沢光晴を“キレさせた”1億円トーナメント決裂の全真相…Uインターはこうして「マット界のヒール」になった
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堀江ガンツGantz Horie
photograph by東京スポーツ新聞社
posted2026/06/17 11:02
Uインター「1億円トーナメント」決勝の高田延彦vsスーパーベイダー
「ふざけんな、てめえら! 前に蝶野の時、てめえら(挑戦状を)出したきり、(対戦を)やるかやらないか、てめえらグアムに行って連絡もつかない状況にしやがって、ふざけんなって、ホントに。宮戸だろうが安生だろうが、そんなんだったら(出場要請を)持って会社に来いって。てめえらが好きなマスコミのガードマンいっぱい連れて来いって!
なにをふざけてやがる。何がルールだ。このクソ馬鹿野郎ども。あの時だって俺は、対戦要請を受けて5対5(※実際は4対4)で先にやってから、蝶野に挑戦しろって言ったら、『これはできません』って言ったのは、てめえらじゃねえか、この野郎!
アキラ(前田日明)のところも対戦要望をそういう形(全面対抗戦)で出したのに、なんでそれを飲めねえんだ。てめえらに金儲けさすことは、やりゃあしない。みんな首吊って死ね! あの野郎がくたばったら、俺は墓にクソぶっかけてやるって書いていいから。書いとけ、ホントに。恥晒しが!」
Uインターが“マット界のヒール”になった日
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この3日後、全日本プロレス3・19後楽園ホール大会前に三沢光晴も囲み会見を行い、珍しく怒りを露わにした。
「記者会見でいろいろ言っていたけど、向こうが筋を通してないんだから、チャンピオンとしての発言をするまでもないよ。話になんないね。宮戸は、ほかの団体のことをとやかく言う顔じゃないよ」
この長州、三沢らのUインターに対する怒りは当然、新日本ファン、全日本ファンにも伝播する。
当時のプロレスファンは、“推し”の団体はあったとしても、さまざまな団体を同時に楽しむ人たち。新日本や全日本も観れば、UWF系も観て、女子プロレスやFMWのデスマッチも観るというファンが大勢いた。そんな中でUインターは、新日本ファン、全日本ファン、そして前田日明ファンから確実に“敵認定”されるようになり、“マット界のヒール”となっていくのだ。
翌1995年10・9東京ドームで行われた『新日本プロレスvsUWFインターナショナル全面戦争』が、今も語り継がれるほど異常な熱を帯びていたのは、1億円トーナメントをはじめとした数々の騒動によって、Uインターが新日本や他団体のファンからの怒りを買っていたからでもあったのである。90年代前半のUインターはそれだけ過激な団体だったのだ。

