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“駅伝の青学大”から日本選手権で大躍進のナゼ…高校は“偏差値67の非陸上強豪校”出身「異色の24歳ランナー」の正体「駅伝ではふがいない結果で…」
posted2026/06/13 17:05
陸上日本選手権3000mSCで日本歴代3位の好記録で2位に入った小原響。「大学駅伝の王者」青学大の出身ながら、トラックで存在感を見せている
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph by
Asami Enomoto
6月12日から愛知県で行われている陸上の日本選手権。第一人者の三浦龍司が不在でも、男子3000m障害はハイレベルなレースが繰り広げられた。
フィニッシュラインまで勝負がもつれる激戦を制し、3連覇を果たした青木涼真(Honda)が日本歴代2位の8分18秒63をマーク。2位の小原響(GMOインターネットグループ)も、日本歴代3位の8分18秒66だった。
こんな好記録をマークしても、レースを振り返る小原に満足する様子はなかった。
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「8分18秒は全然速いタイムだとは思っていないですし、順番が一番のレースなので……タイムは正直どうでもいいかなと思っています」
淡々とした口調にも悔しさが滲み出ていた。
青木をマークするようにレースを進めていた小原は、プラン通り残り600mを切って満を持して先頭に立つと、青木との一騎打ちに持ち込んだ。しかし、抜きつ抜かれつの大接戦の末、わずかに及ばなかった。
優勝してアジア大会に出場することを目指してきただけに、敗れたことの悔しさが大きかった。
「GMOは常にナンバーワンを目指すチームとしていろんな選択肢を与えてくれて、僕はアメリカのプロチームでやらせてもらっている。僕にすごく投資してくれているので、プロの選手として応えなきゃいけない。2位で全然満足していないですし。勝ちをもっと突き詰めてやっていきたいと思っています」
「雪辱の舞台」だった日本選手権
いわば走ることを職業とする者の矜持として、2位に甘んじるわけにはいかなかった。
小原にとって、今回の日本選手権は雪辱の舞台だった。昨年の日本選手権は、東京世界選手権の代表の座がかかった一戦で自信を持って臨んだものの、思わぬアクシデントに見舞われた。

