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五輪女子カーリング舞台裏「ストレスがかかってしまった」吉村紗也香らが明かす…“今までOKだった”突然のルール適用がフォルティウスを苦しめていた
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石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph byTsutomu Kishimoto/JMPA
posted2026/06/10 17:00
カーリング女子日本代表として五輪で悔しい思いを味わったフォルティウス。その舞台裏とは
「そして、自分たちのコミュニケーションをうまくとるためのルーティンがルール上、ダメだと判断されてしまったことも大きかったと思います」
フォルティウスはオリンピックの序盤、審判から注意を受けた。相手の投球中はリンク中央に引かれたホッグラインのさらに内側にあるコーテシーライン間に静止していなくてはいけないのだが、そのルールに抵触しているという内容だった。
リードの近江谷杏菜は振り返る。
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「声が届かないことをカバーするためにスキップのところに他の3選手が順番に話しに行くルーティンを作っていました。それがルール上ダメだということで、大会の途中で制限がかかって、よりコミュニケーションの量が減ってしまいました。今まで注意されたことはなかったのですが」
思わぬ形で立ちはだかった「規則の壁」
今回の指摘は、世界カーリング連盟の「THE RURES OF CURLING and Rules of Competition」のカーリング規則R4プレーヤーのポジションが根拠になる。その日本語翻訳版にあたる日本カーリング協会競技規則によると以下の通りだ。
【R4. プレーヤーのポジション】
(a)デリバリーをしていないチーム
I. デリバリーの間、プレーヤーはサイドライン沿いに引かれたコーテシーラインの間に静止している。ただし、
1) スキップあるいはスキップとバイススキップはプレーをしている側のバックラインの後ろで静止していてもいいが、デリバリーをしているチームのスキップもしくはバイススキップが立ちたい位置を邪魔してはいけない。
2) 次にデリバリーするプレーヤーは、デリバリーする側のハックより後ろでシートのサイドにいてもよい。
ハウスでコミュニケーションを取り、相手のデリバリー前にコーテシーラインの間に戻るというコミュニケーションは、フォルティウスだけでなく、国内外の他チームもいるという。そして、今回のオリンピックでは「他の国の選手も同じような注意をされていた」(吉村)という。
では、なぜ今までOKだった?
もちろんルールは守るべきである。このコミュニケーションも相手チームがデリバリーを開始する前にリードやセカンドがコーテシーライン間に戻っていれば何ら問題ない。カーリングは審判が介入せず、選手にゆだねている部分が多いスポーツだ。選手のアピールがなく、試合の進行に支障がない限りゲームがそのまま進むことは珍しくない。日本のA級審判員、そして国際審判員の資格を持つ日本カーリング協会の小高正嗣事務局長はこう語る。

