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ロコソラーレでもフォルティウスでもなく…「お互いを信じた上野姉妹」「仁平美来はごめんごめん、と」カーリング新世代の“高め合うライバル関係”
posted2026/06/17 17:02
カーリング日本選手権を制したSC軽井沢クラブは涙を流す選手も
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石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph by
JCA
女子のカーリング日本選手権は、SC軽井沢クラブの2年ぶりの優勝で幕を閉じた。最後の1投まで勝負の行方が分からなかった北海道銀行との一戦はリスク管理が明暗を分けた。
決勝は道銀が先手を取り続け、第10エンド開始時点で2点リード。道銀のサード田畑の1投目を終えた時点でSC軽井沢クの石がハウスに1つもなかったことからも、SC軽井沢クが最終版まで追いかける展開だったことは明らか。それでも潮目は変わった。緻密にショットを積み重ねてきた道銀がサード、スキップと立て続けに狙いを外したその隙にSC軽井沢クがハウス中央に2つの石を並べたのだ。
日本一になった上野姉妹…妹の言葉を信じた姉
ここでSC軽井沢クは残りスキップの2投。ここが勝負の分かれ目と見たSC軽井沢クはタイムアウトを取った。当初、スキップの上野美優はドローをしてハウス中央に3つの石を並べようと考えていたが、妹でサードの上野結生は「ガードを置いたらいい」と強く主張した。目を見開き、少し驚いた表情をした美優はその時、こんなことを考えていたという。
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「今回の大会は結生の『ここでガードを投げたらいいよ』という言葉の通りに私が投げるといい流れになる場面が多かったので、今日のタイムアウトも結生が『ガードを置けばいいよ』と言ってくれたので、それを信じて相手に難しいショットを投げさせようと思いました」
妹の言葉を信じガードを置いた姉の読みの通り、道銀のスキップ仁平美来はハウス手前の石を突き中央のSC軽井沢クの石2つをはじき出す難しいショットを選択せざるを得なくなった。
「練習してきたショット。絶対に決める、絶対に優勝する」
仁平は強い気持ちで石を放ったが、無情にもハウスを通り抜けていった。
こうなるとSC軽井沢クはドローを決めるだけ。観客の手拍子に導かれ、石はハウス後方に収まり3点。逆転劇は完成した。試合終了の握手を終え、「やった!」と抱き合うSC軽井沢クの一方で、道銀の仁平は「ごめん、ごめん」と声を上げて泣き、メンバーは「何も悪くないよ」と肩を抱いた。
敗戦後、仁平は潔かった
道銀は昨年の日本選手権準優勝以降、基礎に立ち戻って練習を重ねてきた。今年2月から4月にかけては、フォームの矯正やレーザーポインターを使って狙い通りに投げるトレーニングに重点を置いたという。

