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「そうではない。モリヤスはむしろ」守田英正落選だけでない日本代表W杯選考の論点…トルシエがズバリ「だからこそナガトモ、エンドウ、トミヤスを」

posted2026/05/30 06:10

 
「そうではない。モリヤスはむしろ」守田英正落選だけでない日本代表W杯選考の論点…トルシエがズバリ「だからこそナガトモ、エンドウ、トミヤスを」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

長友佑都の選出など、W杯日本代表選考についてトルシエはどう考えているか

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田村修一

田村修一Shuichi Tamura

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Kiichi Matsumoto

 5月8日に来日したフィリップ・トルシエは、その後も日本滞在を続けている。6月末までの長期滞在で、5月31日のアイスランド戦もスタジアムで観戦予定であるし、2週間後に迫ったW杯の開幕も日本で迎える。

 5月15日に日本代表の森保一監督により発表された、W杯に臨む日本代表26人の名前を、トルシエはフランス人シェフのドミニク・コルビとともに聞いた。翌日には自らのワインのプロモーションを兼ねて、森岡隆三とフローラン・ダバディをゲストに招き静岡でトークショーを開催。それ以前には大阪と富山、以後は北海道と、日本全国を精力的に回っている。

 多忙な彼をようやく捕まえられたのは、メンバー発表からほぼ1週間が過ぎた5月21日のことだった。史上最強の呼び声が高い日本代表。だが負傷により南野拓実と三笘薫が外れ、大ベテランの長友佑都を選出した森保の選択をトルシエはどう見ているのだろうか。また守田英正と藤田譲瑠チマの落選、塩貝健人と後藤啓介のメンバー入りは……。

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 トルシエの電話インタビューを、前後2回にわたりお届けする。まずはその前編から。

トルシエが語る「代表選考」の哲学

――26人のリストはご覧になられましたね。全体の印象としてはどうですか。

「まずこのリストは、監督が決めたものであるということだ。そこには当然ながらスタッフの意見も反映されている。最高のグループを作り上げるための決定だった。試合で最大限の力を発揮するためのグループだ。

 グループは役割により3つに分けられる。試合をスタートする選手と試合をクローズする選手、そして実質的にプレーの機会のない選手だ。そこを考慮したうえでグループは構築された。

 同時にグループの心理的なバランスも考慮されている。というのもグループは人間の集まりであり、パーソナリティの集まりでもある。それぞれがキャラクターを持っている。準備の期間や大会を一緒に過ごすことを考慮して、リストにはそのための要素が反映される。例えばメディカルな要因がそうで、リストの作成にあたり、そういった面は無視できない。とりわけ負傷中の選手やコンディションを落とした選手にとっては不可欠で、それでも2カ月を一緒に過ごせるかどうかは監督だけで決められることではない」

三笘・南野の不在という最大の痛手

――メディカルの問題には監督はタッチできません。

【次ページ】 だからこそ長友、遠藤、冨安を呼んだ

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