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「そうではない。モリヤスはむしろ」守田英正落選だけでない日本代表W杯選考の論点…トルシエがズバリ「だからこそナガトモ、エンドウ、トミヤスを」
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/05/30 06:10
長友佑都の選出など、W杯日本代表選考についてトルシエはどう考えているか
「そうしたことを踏まえた上での森保のリストであるということだ。責任者は彼であり、私は彼の選択を尊重する。彼はこの数年にわたり、正しい選択をしてきたことを証明し続けたからだ。彼が得た結果は申し分なかった。だから彼のリストに対して、異論を唱えることも批判も可能だが、少なくとも彼が自分の責任のもとに考え抜いた末のリストであることは認めるべきだ。
森保は昨日今日監督になったわけではない。彼にはこれまで積み重ねた豊富な経験がある。そこには信頼を置くべきだ。それが森保のリストを見て私がまず感じた点だ。
具体的なことに入っていけば、まず三笘の欠場がある。南野も選から漏れた。ふたりの不在が、特に攻撃において日本の戦略に与える影響は大きい。森保もそこは認めざるを得ないし、彼に選択の余地はない。試合をスタートする際にもまたクローズする際にも、チームにとても大きな影響を与えるふたりの欠場だ。
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個の力で違いを作り出せる選手が不参加となり、森保は攻撃のポテンシャルを削がれてしまった。もちろんふたりはコレクティブな能力も高いが、個の力で際立っている。また経験も豊富だ。ヨーロッパのビッグクラブでプレーし、選手として成熟もしている。
彼らの不在はハンディキャップとまでは言わないが、大きな欠落であるのは間違いない。グループに与える精神的影響もそうで、三笘と南野がいれば選手たちは自信を得られる。そうした影響――特に攻撃面において――が現れるのは明らかだ。
ふたりの代わりに呼ばれたのが塩貝であり後藤であるのだろう。彼らも優れた選手ではあるが、まだ若く、自信も経験も足りない。ふたりのようには成熟していない」
だからこそ長友、遠藤、冨安を呼んだ
――ベテランの力に頼らざるを得なかった。
「そうであるからこそ、森保は長友や遠藤航、冨安健洋を呼んだと私は思う。彼らはいずれも100%の状態ではなない。それでもドクターは彼らにゴーサインを出した。森保がドクターの反対を振り切ってまで選手を呼ぶことはない。その点で森保はプロフェッショナルであり、ツーリストにしかなれない選手を彼は選ばない。
彼らは100%ではないにせよ、グループに経験と成熟、自信をもたらすことのできる選手たちだ。同時に彼らはリーダーシップを発揮する。そうした力でグループを率いていくことこそが重要だ。

