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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「ブラジルは後半、何を変えてきたのか」選手・監督の現地証言で見えた“敗因”は? 堂安律「ビニシウスは賢いので…後半はスキがなかった」
posted2026/07/02 11:02
これ以上ない前半から、後半はブラジルに押し込まれ続けた日本。何が敗因だったか、何が課題なのか、選手の証言から探った
text by

佐藤景Kei Sato
photograph by
Kaoru Watanabe/JMPA
北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦。日本代表はブラジル代表を相手に、前半に先制しながらも後半に逆転を許し、1-2で敗れた。カタールW杯に続き、ベスト8以上へ進むことはできず、決勝トーナメント1回戦敗退という結果で大会を終えることとなった。
親善試合での好結果やグループステージでの戦いぶりから、日本サッカーの進化と「世界一」への距離が縮まっているという期待感は高まっていた。しかし、一発勝負のトーナメントにおいて本気のブラジルが突きつけてきた現実は、極めて冷徹なものだった。この試合で日本が見せた戦術的なアプローチと、それに対するブラジルの高度な修正力、そして試合後に選手・監督が残した言葉を検証し、現在の日本代表の正確な現在地と、世界トップレベルとの間に存在する具体的な課題を紐解いていく。
プランを徹底して遂行できた前半
前半の日本の戦いは、事前に準備していたプランが遂行されていた。森保一監督が標榜する「いい守備からいい攻撃」を実践すべく、日本はミドルエリアにコンパクトかつ緊密な守備ブロックを形成。ブラジルの強力なアタッカー陣に対してスペースを制限するアプローチを徹底した。
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ボールを保持される時間は長かったものの、それは日本の想定内であり、ブロックの外側で回させている、いわば「持たせている」状態だった。危険なバイタルエリアへの侵入を許さず、相手に決定的な形を作らせない粘り強い守備が続く。
右ウイングバックの堂安律、左の中村敬斗という攻撃的な駒をスタートから並べながらも、彼らはハードな守備タスクを厭わず、チームの組織的な規律を保ち続けていた。本来アタッカーの彼らに守備タスクも担わせるのはアジア最終予選から続けてきた形だ。堂安は今大会中の取材の中でも「それができなければピッチに立てない」と、このチームのベーシックな部分として守備の強度の必要性に言及していた。

