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「モリタ落選もそれで説明できる」「ミトマのケガは本当に悪い知らせ」トルシエが語るW杯日本代表選考「決断を信頼すべき」森保監督が優先した課題とは
posted2026/05/30 06:14
日本代表監督という重責を担った共通点があるからこそ、トルシエは森保一監督の決断に敬意を示した
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph by
JFA/AFLO
フィリップ・トルシエインタビューの第2回(後編)である。
森保一監督と日本代表がW杯北中米大会で掲げる目標は、優勝して世界一になることである。
史上最強の呼び声が高い日本代表は、前回カタール大会ではドイツとスペインを破った。去年から今年にかけては、親善試合とはいえブラジルとイングランドにも勝った。世界の強豪に対し、勝負を挑めるだけの素地はできている。
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一方で、南野拓実と三笘薫という中心選手ふたりが、怪我によりグループを離脱した。また本大会の組み合わせは、グループステージではオランダとスウェーデン、ラウンド32では恐らくブラジルかモロッコというタフな戦いがスタートから続く。組み合わせを見れば、カタール大会よりも厳しい戦いが北中米大会では待ち受けている。
史上最強とはいえハンディも背負った代表が、本大会の8試合を戦い抜いて決勝まで進む。結びつけるのが容易ではないふたつの命題をひとつにし、達成の道筋をつけて実現するのが、森保が自らに課したノルマである。26人の代表メンバー選考も、そうした過程のなかでのことである。
それではトルシエは、森保が描く射程をどう見ているのか。森保の決断に、彼はどんな信頼を置いているのか。トルシエの言葉は続く。
私ならモリタはオートマティックに…だがモリヤスは
――守田英正と藤田譲瑠チマの落選は、ほとんど唯一無二ともいえる大きなサプライズでしたが、チームにネガティブな影響は与えないのですね。
「それはない。ただ私であれば守田はオートマティックに選出する。藤田もそうだ。だが森保は、リーダーシップを優先する選択をした。彼が選んだのは100%のコンディションにはない選手たちだ。長友佑都は今は好調かもしれないが、年齢は39歳だ。森保が選んだのはリーダーシップと経験、自信をチームにもたらす選手だ。
オランダと対戦するW杯の緒戦に、日本があらゆる面で最高の状態で臨むことを彼は目指した。緒戦はとても重要だし、第2戦、第3戦も緒戦に劣らず大きな意味を持つ。グループステージの戦いは、日本にとって死活問題でもある。選手全員がフレッシュな状態であること。日本がノックアウトステージに進むとしたら――守備の選手を多く揃えるのは、そこに備えてのことだ。長い大会を戦い抜くためのオプションを彼は増やそうとしている」
森保監督が最優先課題としたものとは
――ノックアウトステージの最初の相手は順当ならモロッコかブラジルで、いきなり厳しい相手が待ち受けます。その後の戦いも同様で、勝ち進むのは容易ではありません。

