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20代で甲状腺がん完治「幸い、手術だけで…」“広陵時代に中村奨成とバッテリー”26歳150キロ超左腕はなぜ「韓国経由でNPB入り」を目指すのか
posted2026/05/28 17:00
広陵高校、法政大学、日本通運と各カテゴリの強豪に所属する一方で、甲状腺がんを経験した平元銀次郎
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Toma Irokawa
5月4日、独立リーグルートインBCリーグ、群馬ダイヤモンドペガサスの投手、平元銀次郎は韓国プロ野球のSSGランダース(本拠地、仁川広域市)に移籍した。
中村奨成とバッテリーを組んだ甲子園準優勝投手
平元は26歳。福岡県田川郡福智町出身で小学校2年から野球を始めた。広島・広陵高校では中村奨成(現広島)とバッテリーを組み、2017年夏の甲子園で準優勝。法政大学、日本通運でプレーをした。
「広陵高校時代は、プロ志望届は出しませんでした。『中村奨成みたいにドラフト上位で指名されないなら、行かないほうがいい』と言われたので。
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でも法政大学では全然投げられなくて、4年間で5イニングほどでした。イップスもありましたし、今から考えるとすごく考え方が甘くて。高校時代は『やらせられる練習』しかしていなくて、大学に入ったらいきなり自由になって、何をやっていいかわからない感じでした。
それでも僕としてはプロに行きたい、育成でもいいと思っていましたが、日本通運の監督が法政大学出身で、『うちで頑張ったら将来、プロに行けるよ』と言ってくださって、入ることにしました。先発、救援で投げましたが、入った年の6月にクリーニング手術をしました。
翌年はフルで活躍して、NPB球団から調査書もいただいたのですが、3年目、勝負の年だ、というときに甲状腺がんになったんです」
イップス、手術、そして甲状腺がん…相次ぐ苦難
――若い人には珍しい病気だと思いますが、大変でしたね。
「幸い、手術だけで完治したのですが、3年目は試合に出ることができなくて、でも野球をあきらめきれずにルートインBCリーグの群馬に入って、野球を続けたんです」
群馬ダイヤモンドペガサスでは今季、4試合に投げて2勝1敗、防御率は4.64ながら、21.1回を投げて奪三振は驚異的な35、圧倒的な数字だ。
韓国プロ野球KBOは、今季から「外国人枠」に加えて「アジアクォーター制度(アジア枠)」を導入した。既存の外国人枠(最大3名)とは別に、アジア野球連盟(BFA)加盟国・地域およびオーストラリア国籍の選手を1枠追加で獲得できる制度だ。

