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「(スターダムに)金を稼ぎに来ました」海外でも抜群の人気…“世界一かわいい”伊藤麻希はなぜファンを惹きつけるのか?「なつぽいは私に嫉妬している」
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/04/22 17:02
「世界一かわいいのは?」「伊藤ちゃん」伊藤麻希(Maki Itoh)は4月26日、横浜アリーナの第1試合でなつぽいと戦う
「本当は普通な自分」が“伊藤麻希”になる瞬間
伊藤と話すのは初めてだった。筆者は不思議さを感じたが、伊藤の本質がつかみきれなかった。
「性格? 偽り続けているので、本物の自分がわからないです。自分がなりたいものを積み上げて作っている“伊藤麻希”というキャラクターですから。本当は普通でとんがってないです。服の色も肌馴染みのいい色で、原色は選ばない」
では、伊藤が“伊藤麻希”というキャラクターに変身するのはいつなのだろう。
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「ゲートをくぐったときですかね。コスチュームも伊藤に合わせて作っているので着たらスイッチは入りますけど。本当の意味ではゲートくぐったときですね」
「試合後? 毎回反省します。『こうすればよかったなあ』というのがあるので自分に満足することはないです」
伊藤は30歳だ。いつまでプロレスラーを続けるつもりなのだろうか?
「あんまりダラダラやりたくないんですよ。引き際が来たらパッと引きたい。それより早くてもいいし、少し長くかもしれない。まだやりたいことはあるので具体的には考えてはいないですけれど。ひと区切りとして年齢は考えますね。もっとやろうと思えばできますからね。ダサい姿を見せたくない。人気が低迷している姿を見せたくない。きれいなままでいなくなるというのが自分的にはいい道なのかな。人それぞれありますからね」
「甘いもの好きです。ドーナツ。ハンバーガー、味の濃いもの。メロンパンも好き。モンスター(エナジードリンク)、チョコレートもポテトチップスも好き。野菜は好きじゃないです。グリーンピースが大嫌いです。入っていたら全部よけて食べられる人に食べてもらいます」
4月18日、東京でスターダムのトークイベントがあった。伊藤はオープニングでプロレス会場と違った雰囲気で歌い、観客と盛り上がった。
「人生で一度やってみたいこと? インドに行きたい。ガンジス川で泳ぐ。本当に体調崩れるのか? やってみたい。未知のものがありますから、実感しないと」
イベントの終わり、ランタンにつける願いごとの短冊に伊藤が書き込んだのは「お金かせぐ!」だった。
4.26横浜アリーナ。伊藤麻希vs.なつぽいはどうなるのだろうか。
「なつぽいと、やっとできるな。フラストレーションがたまりにたまってたまりまくっている。横浜アリーナはメインより一番面白い試合になります!」


