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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
怒るイングランドサポーター「前半からブーイング」敵将トゥヘルは顔を覆い…「それでも日本代表は冷静だった」カメラマンが聖地でとらえた決定的瞬間
text by

原壮史Masashi Hara
photograph byMasashi Hara
posted2026/04/05 11:03
鋭いカウンターから決勝ゴールをあげた三笘薫。イングランド撃破の立役者となった
日本のサポーターだけが残った聖地ウェンブリーで
試合終了のホイッスルが響くと、激しさのない、呆れたようなブーイングが飛んだ。最後まで見届けたイングランドサポーターを慰めるようにビートルズの「Hey Jude」が流れると、95%の客席は早々に空になった。日本のサポーターだけが残った聖地ウェンブリーで勝利を味わう、という光景を見ながら、「本当に強いんだな」と今さらながら思えてきた。
思い返せば、スコットランド戦のゴールも引いた相手を終盤にこじ開けるためのオプションとして、超攻撃的な3-5-2(3-1-4-2)という新たな形をテストしてからだった。2つのテストで2ゴール。加えて、守備陣を中心に多数の負傷者を抱えながらも、代役の枠にとどまらないパフォーマンスを見せた渡辺剛をはじめ、チーム全体で不在者の影響を感じさせなかった。順調すぎて怖いほど、森保一監督が率いる日本代表は目標に掲げた「W杯優勝」に向けて堂々と進んでいる。
もちろん世界の頂点に立つのはそう簡単ではない。だがこの先、もしW杯で優勝するようなことがあれば、日本なりの「伝統」の形も見えてくるのだろうか。筆者が旅先で些細なことから各国のそれを感じるように、きっと今でも十分、日本らしさはあるのだろう。どんな展開でも最後まで応援する、選手が毎試合後挨拶に来る、席やロッカーを綺麗にして帰る。そういったものも、ある意味では日本サッカーの「伝統」と言えるだろう。
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それでも、優勝して初めて見えるものがあるならば見てみたい。そんな気分になって、聖地を後にした。
<前編とあわせてお読みください>

