NumberWeb TopicsBACK NUMBER

「ニッポン!」コール直後…“品格”を見せた日本代表サポ「ゴミ拾いだけでなく」「今や世界水準」英国フットボール聖地で絶賛された振る舞い

posted2026/04/06 06:00

 
「ニッポン!」コール直後…“品格”を見せた日本代表サポ「ゴミ拾いだけでなく」「今や世界水準」英国フットボール聖地で絶賛された振る舞い<Number Web> photograph by Justin Setterfield/Getty Images

聖地ウェンブリーで勝利を収めた日本代表とサポーター

text by

NumberWeb編集部

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web

PROFILE

photograph by

Justin Setterfield/Getty Images

 フットボールの聖地ウェンブリーで歴史的勝利を挙げたサッカー日本代表。その現場の空気感を伝える記事の凝縮版をお届けします。

「これは本当に……鳥肌が立ちましたね」

 現場にいた日本人記者が、思わずこう漏らした。

 サッカー日本代表が現地時間3月31日のイングランド戦に1−0で勝利を飾った夜、選手たちは勝利にも大喜びすることなく、W杯に向けてさらなる向上に目を向けていた。それに加えてピッチ外で印象的な行動を見せたのは、日本代表サポーターだ。

ADVERTISEMENT

 それは試合前の国歌斉唱セレモニーでの出来事である。約8万人の観衆が詰めかけた敵地ウェンブリー。日本のサポーターは『君が代』が終わった直後、「ニッポン! ニッポン!」と力強いコールを始めた。その声がウェンブリー全体に響き渡った。

サポーターが見せた「世界水準」のリスペクト

 しかし、次の瞬間、イングランド国歌『ゴッド・セイヴ・ザ・キング』のイントロが流れ出すと、サポーターたちはそのコールをピタリとやめたという。音楽に気づいた途端、スッと静まり返ったのだ。

 これまで日本代表サポは“試合後のゴミ拾い”などでW杯時に世界的話題になることもあったが――敵地での熱狂の中、対戦相手国の国歌に対して自然にリスペクトを示す、その振る舞いを記者も誇らしく思ったと語る。一部の国では対戦相手の国歌にブーイングするような行動も見られる中で、取材した記者は日本のサポーターについて「ファンとしての経験値を積み重ねてきている」と感じている。

 かつて海外アウェイの洗礼を受けて学び、今や8万人の聖地ウェンブリーでも、それが自然にできるようになったのだ。日本のサッカーファンが「本当の意味で世界水準になった」と感じた瞬間だったと言える。

【次ページ】 あのレジェンドFWと元監督2人の姿も

1 2 NEXT
#三笘薫
#鈴木彩艶
#森保一
#北中米W杯
#ワールドカップ

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ