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「メンタルを言い訳には」大谷翔平まさかの“40打席連続ノーアーチ”も…真美子夫人とデコピンとクリケットバットがドジャース1年目序盤を救った 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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posted2026/03/27 17:01

「メンタルを言い訳には」大谷翔平まさかの“40打席連続ノーアーチ”も…真美子夫人とデコピンとクリケットバットがドジャース1年目序盤を救った<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

大谷翔平にとってドジャース1年目の2024年、開幕直後は本塁打が出ず苦しんだ

 その箱の中には、ドジャースの打撃練習用の道具が収められている。犬の遊具の軟らかいボールや、長尺バットなど用途はさまざま。「面で捉えていくというか。練習の一環として良さそうだなと思った」という新たな相棒が、快音を連発させた。

 3-2の7回2死。元広島の中継ぎ右腕ジェイ・ジャクソンのスライダーを左翼席へ運んだ。3試合ぶりの3号ソロ。打球角度は24年最高38度のムーンショットで、クリケット打法がもたらす効果が凝縮されていた。

 使い始めたのは、前日のカブス戦だった。

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 日米通じて初対決だった今永昇太の前に初回から2打席凡退。直後に「体を振って(バットを)返しているのが早い」と感じ取った。クリケット用のバットは打撃面が平たく、重量は1.3~1.4キロと野球のバットより400~500グラム重い。手首を返してしまっては振ることができず、繰り返しスイングすることで「面で捉えていく」という動作を意識付け。驚くほどの即効性で、同戦は3、4打席目に連続長打を放った。

 この日の試合前にも「今日もやろうかな」と予告し、結果に結びつけた。初回の中越え二塁打に続き、6回は左翼線二塁打。自己最長の5試合連続複数安打を記録し、手首が早く返っては打てない逆方向への一発につなげた。

 ロバーツ監督は「クリケットバットという“Secret Weapon(秘密兵器)”を使う選手が他にも出てくるだろう」と笑った。

ノーアーチ中の支えは真美子夫人とデコピンだった

 新たな家族に支えられ、鮮やかに復活した。

 自己ワーストの開幕から40打席連続ノーアーチ中は重圧とも闘ったが、支えになったのは2月のキャンプ中に結婚を発表した真美子夫人、オフに飼い始めた愛犬デコピンだった。

「ここ数週間いろいろあった。隣に誰かいるかどうかはだいぶ違う。いてくれて良かったなと思うときはあった」

 これでメジャー通算174号。大谷が尊敬する松井秀喜氏が持つ日本勢最多にあと1とした。

「特別な数字ではあるので早く打ちたい」

 珍しく“節目”を意識したコメントを残し、私を含め報道陣を驚かせた。

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#3に続く
“体重86キロ→102キロ”になった大谷翔平…「特別な1本ですけど」「サイズがないと難しい」“松井秀喜超えホームラン”前後コメントの真意
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