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「ムラカミはメジャーで通用しない」村上宗隆を逃したMLB球団の後悔と誤算…ホワイトソックスだけが成功を確信していた“ある数字”

posted2026/05/29 11:01

 
「ムラカミはメジャーで通用しない」村上宗隆を逃したMLB球団の後悔と誤算…ホワイトソックスだけが成功を確信していた“ある数字”<Number Web> photograph by Justin Casterline/Getty Images

5月27日(日本時間28日)のツインズ戦でホームラン20号を放った村上宗隆(26歳)。オールスター選出も有力視されている

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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ホームラン量産中のホワイトソックス村上宗隆(26歳)。メジャー昇格を果たした西田陸浮(25歳)の登場もあり、日本人コンビの活躍はシカゴの快進撃を後押ししている。クリス・ゲッツGMにここまでの活躍を振り返ってもらった。〈NumberWebレポート全2回の前編〉

「ムラカミが今季、97.0マイル以上の速球を本塁打にしたのがこれで3本目になる。フアン・ソト、ジュニア・カミネロに並び、今季MLB最多タイとなった」

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者がそう記した5月25日(日本時間26日)の村上宗隆の本塁打はさまざまな意味で象徴的だったのだろう。

 地元シカゴで行われたツインズ戦の初回、村上は右越えに滞空時間の長い先制ホームランを放った。メジャー入り前は“95マイル以上の速球に弱い”と喧伝されていた日本のスラッガーが、右腕ゼビー・マシューズが投じた97.5マイル(約157キロ)の速球を完璧に弾き返した一発。美しい放物線を描く打球が右翼席に吸い込まれていく光景を、ホワイトソックスファンもそろそろ見慣れたのではないか。

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 この日、初めてホワイトソックスの一員としてメジャー昇格したばかりの西田陸浮は「18本目? ヤバいっす、凄すぎます!」と目を丸くしていた。その翌日も本塁打を放ち、最初の54試合で19本塁打はメジャー史上4位。村上はメジャーリーグに大きな衝撃を与え、豪快な本塁打はシカゴの新たな風物詩となった感すらある。デビュー以来2試合連続補殺という衝撃的なデビューを果たした西田の台頭もあって、ホワイトソックスのジャパニーズデュオへの注目度は高まる一方だ。

「初対戦のピッチャーも多いですし、平均球速も速いです。レベルの高いピッチャーがたくさんいるというのが、一番慣れなきゃいけないというか、もっともっとやるべきことがたくさんあるのかなと思っています」

 村上本人は自身の打棒爆発について謙虚にそう語っているが、もう誰もまぐれや偶然の産物とは思っていないはずだ。球界を代表するスーパースター、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)を凌駕し、現時点ではヨルダン・アルバレス(アストロズ)と並んでア・リーグ本塁打王争いのトップを走る26歳の行く手には明るい未来が広がっている。

【次ページ】 MLBでは人気がなかった“ムーニー”の爆発

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