テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

「ショウ!僕らも聞きたいよ」フリーマンがベッツが結婚を祝福「オオタニは人間性も」韓国人ウットリ…大谷翔平“初のドジャース公式戦”前夜

posted2026/03/27 17:00

 
「ショウ!僕らも聞きたいよ」フリーマンがベッツが結婚を祝福「オオタニは人間性も」韓国人ウットリ…大谷翔平“初のドジャース公式戦”前夜<Number Web> photograph by Chung Sung-Jun/Getty Images

韓国でのMLB初開催を前にした会見で笑顔の大谷翔平とベッツ

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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ドジャース移籍、結婚、韓国&日本開幕戦、二刀流復活、そして死闘の末に掴んだワールドシリーズ連覇まで。日本時代から大谷翔平を追い続けて13年目になる番記者が記した新刊『大谷翔平を追いかけて2 番記者が見た連覇の舞台裏』(柳原直之・著/ワニブックス刊)より、2024年序盤戦のエピソードを一部転載にてご紹介します。
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「カモン! ショウ! 僕らも聞きたいよ」

《2024年3月16日》

 日米韓200人の報道陣が集結した韓国・ソウルの高尺(コチョク)スカイドームでの会見の終盤だった。ある韓国記者が「結婚おめでとうございます」と切り出すと、翻訳機を外して机の上に置いていたベッツ、フリーマンがニヤニヤしながら、再び翻訳機を装着した。「カモン! ショウ! 僕らも聞きたいよ」とフリーマン。ベッツには左肩をもまれてちゃかされた大谷は、照れ笑いを浮かべながら、最高のプレーを誓った。「試合自体もこうして一緒に来て、見るのも初めてですし、良い思い出になるんじゃないかなと思います」

 韓国でのMLB初開催でもある20日の開幕戦は「大谷夫妻」にとっても初めての公式戦。愛妻の前で夫として初めてのプレーとなる。

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 打ちたい理由はもう1つあった。

 開幕戦のパドレスの先発は、日本ハムで背番号11を譲り受けたダルビッシュ有。15年、16年オフに合同自主トレを行うなど交流は深く、23年3月のWBCでは2人で優勝の立役者となった。

「小さい頃から見てきて大好きな投手。目標にしてきた方。WBCでも一緒にやらせてもらい、その前も練習をさせてもらい本当によくしてもらっている」

 日米を通じて打席に立ったことも、投げ合ったこともない正真正銘の初対戦に力を込めた。

「個人的にすごく楽しみ。ここまで対戦がなかった。そこも含めてすごく思い入れがあるので楽しみ」

ショウヘイはチャーター機で11時間寝た

 会見後はそのままグラウンドで練習。大谷は一塁からの走塁練習を入念に行った。23年9月に受けた右肘手術の影響で打者に専念する7年目。オープン戦では打率.500、2本塁打、9打点と好調をキープ。花巻東(高等学校)時代、2012年のU18日本代表で戦って以来12年ぶりの韓国でのプレー。

「すごく楽しみにしていた。1週間くらいあるけど、野球自体も韓国も楽しんで頑張りたい」

 グラウンド内外で続くフィーバーにも「注目していただいて、すごくありがたい」と涼しい顔で、特別な開幕戦に臨む。

 ただ、結婚してもルーティンは変わらないようだ。ロバーツ監督は会見の冒頭で「翔平はチャーター機内で11時間寝た」と大笑いした。

【次ページ】 予想を上回る韓国での“大谷フィーバー”

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