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「僕が酔い潰れるまで赤の他人でした」ミラノ五輪で3つのメダルを獲得…スキージャンプ・二階堂蓮が明かした”妻との出会い”「いやいや、酒に飲まれました」
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雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byTsutomu Kishimoto / JMPA
posted2026/03/11 17:00
ミラノ・コルティナ五輪のスキージャンプ・ノーマルヒルで銅メダルを獲得した二階堂蓮。父・学さん(左)と喜びをわかちあった
しかし、安住の地を得たことにはならなかった。スキー部員は欠かさず日報を出すことが社の業務。しかし、二階堂はどうにも事務的なことが苦手な性分で、それをしばしば怠っていた。契約初年度、'22-'23年シーズン終盤は遠征の許可が出ずに途中で帰国。契約打ち切りの可能性を告げられた二階堂は、空港からその足で会社に向かい、社長に必死に頭を下げた。
代表の先輩、中村直幹も「彼はたまに書類ごとほっぽらかしたりするんで『じゃあ一緒にやろうか』と声をかけます」と笑っていた。2018年平昌五輪にテストジャンパーで呼ばれた時は、板を出しっぱなしにしていて、スタートゲートの機械に巻き込まれて壊してしまったこともあった。この時も他の選手が板を貸してくれた。忘れ物や落とし物もよくする。
そんなあれこれについて、二階堂は心の底から申し訳なさそうに言った。
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「いや、本当に苦手だし、嫌いなんですよ。そういうデスクワークとかって。僕はそんなに……もう変わらない。子供の頃からあんま変わらない性格だと思います」
妻との出会い「僕が酔い潰れるまで…」
女子代表・伊藤有希の父で、高校時代の恩師、伊藤克彦も温かく見守ってきた一人。
「挨拶、時間、整理整頓。当時は人間的な伸びしろがいっぱいでした(笑)。でも、よろしくないところがあっても、いいところもある。だから周りが手を差し伸べてくれる。蓮のように周りから助けてもらえる人間は絶対に伸びていくと思います」
その極めつけは1月に結婚した妻とのなれそめかもしれない。飲み屋で酔い潰れていたところを介抱してもらったのが、最初の出会いだというから勇ましい。
「僕が酔い潰れるまで赤の他人でした。本当に優しいんですよ。こんな僕を好きになってもらえてよかったです」
なんとなく自由と酒場を愛するジャック・スパロウ感の漂う話でもある。
「いやいや、僕は酒場を愛するというか、酒に飲まれました。まあ、飲みの場の楽しい雰囲気は好きですけど」
そんな感じでありながら、自分よりも人のために動く。
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