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「韓国にはないので…日本で練習しました」金メダル“韓国天才少女”を生んだのは日本のスノボ文化だった…17歳チェ・ガオン「生中継なし」韓国で賛否
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キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byXinhua/AFLO
posted2026/02/17 06:00
ミラノ五輪女子スノーボードハーフパイプで金メダルを獲得したチェ・ガオン(17歳)。じつは、日本の施設を利用して練習を重ねていた
「コーチからは滑り始めてから膝が痛むようなら諦めて降りてこいと言われましたけど、でも『オリンピックなんだから最後までやってみよう』と。演技を完成させることだけを考えました」
スイッチ・バックサイド900を皮切りに、キャブ720、フロントサイド900、バックサイド900を成功。最後はフロントサイド720で締めくくり、高さのあるランを完成。この日、唯一の90点台となる「90.25」が表示されると、会場にはどよめきが広がった。そして、オリンピック連覇中の絶対王者クロエ・キム(25歳)が最終滑走で転倒。この瞬間チェ・ガオンの金メダルが確定。韓国選手による雪上種目初の快挙にふさわしい大逆転劇だった。
スノボー天才少女、憧れはキム・ヨナ
チェ・ガオンの名が世界に轟いたのは2023年1月に行われた「X Games」だ。世界最高峰のアクションスポーツの祭典で、クロエ・キムが保持していた最年少優勝記録を14歳で塗り替えた。
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ただ、驚くべきことに、この経歴にして少女時代はスノーボード一辺倒ということでもなかったという。実はスノーボードを始める前は、フィギュアスケートに夢中だった。憧れはもちろん、母国の英雄であるキム・ヨナ。日本では浅田真央のライバルとして有名だが、韓国では“国民の妹”と呼ばれ、多くの子どもたちと同様にチェ・ガオンも大きな影響を受けた。
しかし、7歳の時に父に与えられたスノーボードを手にすると、進む道が大きく変わった。才能は爆発的に開花し、2022年のジュニア選手権で金メダルを獲得。前述通り14歳で「X Games」を制したあとは2023年12月のW杯で15歳にして初優勝を飾った。だが、翌2024年1月のW杯の練習中に背骨を骨折してヘリコプターで搬送された。五輪本番での転倒も衝撃だったが、実は五輪を前に選手生命の危機にも陥っていたのだ。
そんなチェ・ガオンを救ったのが、治療費の全額となる7000万ウォン(750万円)を支援したロッテグループ(重光昭夫会長、韓国名はシン・ドンビン)だった。ロッテは大韓スキー・スノーボード協会のトップスポンサーで、2014年からこれまで300億ウォン(約32億円)を超える支援を継続してきた。チェ・ガオンは「一番苦しい時期に後援してくれたからこそ、今の私がある」と、大事故から驚異的なカムバックを後押ししてくれたスポンサーの存在に感謝した。
さらに、ここまでの道のりの背景には日本も関係している。



