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フィギュアスケートPRESSBACK NUMBER
“失速”マリニンと“踏みとどまった”鍵山優真の違いは? 本田武史が指摘「やるべきことをやった人」が勝利したなかで「一番の成功者」はあの選手
text by

石井宏美Hiromi Ishii
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2026/02/17 11:03
マリニンの失速が話題をさらったフィギュア男子だが、鍵山優真と佐藤駿がメダルに届いた理由は何だったのか、本田武史氏が分析した
「それができたのが今大会のフリーの佐藤選手であり、シャイドロフ選手だった。ただ、大舞台だからこそ、オリンピックで史上初の4回転半を決めるとか、攻めのプログラムに挑戦するなど、悔いのないチャレンジをしたいという思いもあるでしょうし、理解できます。そこは難しい判断ですよね」
次の大会までに「自分がやりたいスケート」を明確に
日本勢男子にとっては5大会連続のメダル獲得で、3大会連続のダブル表彰台となった。18年平昌大会は羽生結弦が金、宇野昌磨が銀メダルに輝き、22年北京大会は鍵山が銀、宇野が銅メダルを獲得。シングルで出場した三浦佳生も含め、フランスで行われる次回も彼らはまだ24〜26歳で、ちょうど脂が乗った時期だ。
「鍵山選手も佐藤選手も、オリンピックという大舞台でこれだけの力を出せることを証明しました。3人とも4年後のオリンピックでも中心選手として活躍するでしょうし、それまでに中田璃士など若い選手が育ってくれれば、次に繋がります。
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一方、今大会は海外の選手たちの層の厚さ、レベルの高さも感じた戦いでした。次の大会までに、またマリニンのような凄いスケーターが出てくるかもしれません。あるいはルールが変わり、4回転の価値にも変化が生まれるかもしれません。ルール変更に則りながら、自分がどういうスケートがしたいのか。それを明確にして自分のイメージを作り上げていってほしいですね」
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