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英BBC「4回転の神“砕ける”」マリニンも浅田真央も号泣ワリエワも…五輪フィギュア“悲劇と絶望と魔物”「見ていて辛かった」「つい泣いちゃいました」
posted2026/02/14 17:01
ミラノ・コルティナ五輪でまさかの8位に終わったイリア・マリニン。五輪フィギュアではたびたび“魔物”が現れてきた
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Sunao Noto/JMPA
悲鳴が起きた“マリニンの惨事”
<証言1>
金メダルを取れるかどうかは、すべて自分次第。
(イリア・マリニン/Number1134・1135号 2025年12月25日発売)
◇解説◇
採点が表示された瞬間、テレビ画面越しにもわかる悲鳴が響いた。
現地時間2月13日、ミラノ・コルティナ五輪フィギュア男子シングルフリーで、最終滑走者のイリア・マリニンが、ショートプログラム首位から総合8位へと転落。日本勢の鍵山優真が2大会連続の銀メダル、五輪初出場の佐藤駿が銅メダルという最終結果になった。
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マリニンは冒頭の4回転フリップで着氷したものの、4回転アクセルを予定していた2本目のジャンプが、1回転アクセルに。さらには4回転ループが2回転となり、2回も転倒。五輪前に「Number」の取材に応じた際は、頂点に向けての意思を冒頭のように語っていたが――五輪の魔物に襲われるかのように、圧倒的な精度を誇る演技が披露されることなく終わった。
この結果を受けて、英公共放送BBCが「シャイドロフが金メダル “4回転の神”マリニンが粉々に砕けたゆえに」、スペイン紙マルカが「マリニンの惨事」と報じるほどの世界的な衝撃だった。
「メッチャツカレタ」、団体戦の影響は…
マリニンはシングルに先立って行われた団体戦で、男子SPとフリーに登場。総合200点台の圧倒的な演技を見せて、アメリカの金メダル獲得に貢献した。
続く男子シングルSPでも首位発進し、直後のテレビへのフラッシュインタビューでは「メッチャツカレタ」と笑顔で日本語を口にする姿もあったが――結果的に団体戦で日本とし烈な首位争いを繰り広げたことで、マリニンはSPとフリーの2回にわたって演技する必要性が出た。その影響があったかは、本人のみぞ知るところだが……。

