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実は「やったことのないルーティーン」で金! スノボ戸塚優斗のメダル秘話“ネイル”“国歌で脱帽”だけじゃなく…「自分のヒーロー」平野歩夢の影響
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byNanae Suzuki/JMPA
posted2026/02/16 17:00
会心のランを見せて金メダルを獲得した戸塚優斗だが、実は「やったこともないルーティーン」を繰り出していた。勝利の裏側を探った
「いろいろなルーティーンを組み替えられるのは自分の最大の強み。その強みを今回最大に活かして獲れた金メダルなのかなと思いました」
そう言って胸を張った。
国旗掲揚で脱帽、金銀ネイル、ミセスの大ファン
表彰式では折り目正しい一面を見せる場面があった。「君が代」の音楽が流れ始めようとした時。被っていたニット帽をすぐさま脱いだ。その様子を見ていた銅メダルの山田琉聖(チームJWSC)と銀メダルのスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)も脱帽。
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戸塚は「(ハーフパイプの)公開練習の日にビッグエアで(村瀬)心椛選手が優勝して、僕はリフトの上にいたのですが、それ(君が代)が聞こえて(グッと)くるものもあったし感動しました。きょうは自分の優勝で流せたことがすごく光栄だったし、日の丸を揚げられたのは嬉しかったので、(脱帽は)敬意を込めた行動でした」と説明した。
手指には金銀に輝くネイル。決勝前夜に塗ってもらい、金メダルを獲れるように左右1本ずつを金色にした。そして、計5本の指輪。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴の大ファンで見た目も寄せているというお茶目な一面もある。
メダルの重さを聞かれると、「めちゃくちゃ重いです」と言って一拍おいてからこう続けた。
「自分の滑りができない時期も長く続きましたが、やめようと思った時にチームの仲間やコーチ、母親といった人たちに支えられてここまで来ました。(単純な)重さだけじゃなくて、いろいろな人の気持ちだったり、支えてもらった感謝の気持ちが詰まっていて、本当に重いものになりました」
24歳の新王者が誕生した。
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