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「スポンサー撤退」「行き場を失い駐車場で」ロコ・ソラーレ旋風の陰で…カーリング女子フォルティウスは逆境をどう乗り越えたか「100年続くチームに」
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石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph byJIJI PRESS
posted2026/02/12 06:01
2021年、北京五輪へ繋がる日本代表決定戦。ロコ・ソラーレに敗れたフォルティウスはチーム解散の危機を迎えていた
1勝1敗で迎えた、SC軽井沢クラブとの決定戦第3戦、最終投で吉村がハウスの中心へドローを決めて日本代表の座をつかんだ。
続く世界最終予選は、予選を6勝1敗の2位で抜けてプレーオフに進出。安定した戦いぶりでノルウェーを下し、念願の五輪への道が開かれた。
アップダウンの激しかった4年間を近江谷はこう振り返る。
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「大袈裟な話ではなく、フォルティウスを100年続くチームとして、100年応援してもらえるチームとして残していくためにはどうするかみたいなことを、存続の危機だった4年前からより強く考えるようになりました。地域との関わりやアスリートの社会的責任や価値について考え続けたことが、競技への覚悟につながったと思いますし、みんながその覚悟を持っているからこそ、フォルティウスが私たちをオリンピックまで連れていってくれたのかなとも思います。このチームに入れたことは私にとって本当に幸運なことだったなと思います」
スキップ吉村の出産休養時のサポートもそうだった
「100年続くチーム」と近江谷が語るチームの文化は、プレーだけでない。選手個々の人生を充実させることで、さらに豊かなものになっている。その象徴的な出来事は、スキップ吉村の出産休養時のサポートにもあった。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

