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「試合勘、そんなに落ちないと」W杯イヤーだが…日本代表MF遠藤航33歳がリバプールで“出場時間少ない問題”をズバリ語る「全力でやるんだけど」
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山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byRobbie Jay Barratt-AMA/Getty Images
posted2026/02/11 11:02
試合勘の問題などがサッカーファンの中で議論される遠藤航だが、本人はどのように考えているのだろうか
「要は、試合での感覚じゃないですか。“こうなったらこう”というパターンみたいなものがサッカーにはあると思うんですけど、その感覚は落ちないですよね。ラスト5~10分がキツいというのは、単純にコンディションの問題。試合勘はそれとは全く別なので、落ちないという考え方が僕の中にはある」
ピッチに戻った遠藤は、能動的な守備はもとより攻撃でも積極的で、攻守にシンプルかつ効果的な印象を与えた。
味方から受け、敵から奪ったボールを的確に捌きながら、ボーンマス戦後半7分に試みた一気のスルーパスや、CLカラバグ戦の後半34分に、中継局『TNTスポーツ』の実況担当が「スーパークロス」と称えたプレーなどでアクセントも加え、ともすると遅攻で敵に守られやすい現チームの機能が増すようにさえ感じられた。
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「ボールを持ちたい人がいっぱいいるからね(笑)」
遠藤は、軽い冗談の後に続けた。
「ああいうプレーが自分のプレー。ボランチでも、SBでもCBでも変わらない。そんなに難しいことをするタイプの選手じゃないから。周りの動き、ポジショニングとかを見ながら立ち位置を変えて、プレーはできる限りシンプルにやる」
突然の出番でも本来のプレーができるのは、試合後の遠藤がよく言う「また次に向けて良い準備をしていく」という心構えの賜物だろう。そして、ユルゲン・クロップ前体制下で正ボランチを任されていた当時も、中盤の底でも攻撃能力が優先され、ベンチスタートが多い現体制下でも「意識は変わらない」と言う。
ケガのリスク軽減…何かできることはあるのか
そのメンタルは、約1カ月間の負傷欠場中もブレなかったのか?
過密日程となる年末年始の時期に、守備面が心許ないチームの力になれないもどかしさもあったはず。離脱中に“W杯イヤー”を迎える羽目にもなった。
「怪我はしょうがないですからね。チームを助けられないとか、なんで怪我をしてしまったのかみたいなことは思うけど、起きたことは仕方がない。のんびりっていう表現は不適当かもしれないけど、しっかりリハビリして治して、もう1回100パーセントの状態でチームに戻れるように頑張るぐらいの感じで思っていました」
もし、この先の終盤戦で怪我をすれば、W杯出場が危ぶまれる状況となり得る。ベテランの1人でもある遠藤から見て、怪我のリスクを低減するために何かできることはあるのか?

