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「競技は辞めようと思います」入社面接で告げた4年後…“サンテレビの正社員”がなぜミラノ五輪の大舞台へ? 藤木豪心が語る「モーグルと仕事の両立秘話」 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byGetty Images/サンテレビ提供

posted2026/02/13 11:00

「競技は辞めようと思います」入社面接で告げた4年後…“サンテレビの正社員”がなぜミラノ五輪の大舞台へ? 藤木豪心が語る「モーグルと仕事の両立秘話」<Number Web> photograph by Getty Images/サンテレビ提供

モーグル日本代表として、ミラノ・コルティナ五輪の舞台に立った藤木豪心

阪神・大竹耕太郎に教えられたこと

 競技と仕事の両立は、プラスの面もあったと言う。

「量をやれば体の感覚、滑りの感覚はよくなると思っていたので、学生時代は滑り込んで、滑り込んで、と取り組んでいました。でもそうすると、体に痛いところが出てきて大会に合わせてうまく調整できなかったり、本番でもうまくいかないことがありました。今は練習時間が限られるので、だからこそ集中してやっていて、そうすると体の負担が減って大会に集中できている。勝負強さの向上につながっているのかなと思います」

 仕事の中で得たこともある。

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「阪神の大竹(耕太郎)投手と昨年の7月にご飯を一緒にさせてもらう機会がありました。大竹選手がいろいろな取り組みをしているというのは知っていたので、『どんなことをされてるんですか』と聞いたら、いろいろ教えてくださいました。その中でメンタルを整える方法として、試合前に瞑想をされていることや、どういう効果があるのか説明してくれて、自分も今シーズンは取り組んでいます」

 仕事と競技をうまく連環させ、二足の草鞋であることをポジティブに捉え、取り組んできた先に、オリンピックがあった。〈つづく〉

#2に続く
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