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「競技は辞めようと思います」入社面接で告げた4年後…“サンテレビの正社員”がなぜミラノ五輪の大舞台へ? 藤木豪心が語る「モーグルと仕事の両立秘話」 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byGetty Images/サンテレビ提供

posted2026/02/13 11:00

「競技は辞めようと思います」入社面接で告げた4年後…“サンテレビの正社員”がなぜミラノ五輪の大舞台へ? 藤木豪心が語る「モーグルと仕事の両立秘話」<Number Web> photograph by Getty Images/サンテレビ提供

モーグル日本代表として、ミラノ・コルティナ五輪の舞台に立った藤木豪心

 とはいえ、おそらくは社内の説得がすべてすんなり行ったわけではないだろう。

「面接では『競技は辞めようと思います』と言っていますし、危険な競技ですし、待ったがかかったとしても会社の判断として正しいと思います。それでも部長をはじめ動いてくださる方がいて、入社1年目、チャレンジさせてもらいました。2年目のときは妹とワールドカップに出たいという思いがあって、もう一回お願いしました。『去年だけじゃなかったのか』という声もありましたけど、成績を残していくと喜んでもらえました」

午前中に練習を終えて、野球中継へ

 仕事と競技を掛け持ちしてきた背景は分かった。ただ、他のウインタースポーツ同様、モーグルも冬季の間試合に出ていればいいわけではない。オフシーズンの練習も重要となる。どう両立したのか。

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「まず、1日の流れで言うと、春から秋は野球中継があるので、出社時間はお昼の12時から午後8時までの変則的なスケジュールになります。なので朝早く起きて、午前中にトレーニングや練習をすべて終わらせていました。先シーズンとその前のシーズンは有給や代休を使って、ワールドカップに参戦しました。今シーズンは10月から休職させてもらって大会に参加しています。ありがたいことです」

 うまく時間をつかっているとしても、学生時代からすれば練習にあてられる時間は減っている。

「練習時間、トレーニングの時間は圧倒的に減ってしまっていて、正直満足にできていないというのはあります。

 短くなった分、その時間でどうやれば目標のところにいけるかを常に考えています。やっぱり働きながらやるということは、まずきちんと仕事ができてからのことだと思うので、そこを強く意識して絶対に仕事で手を抜かないようにやってきました。仕事を頑張れたことで、(モーグルも)頑張れた気がします」

【次ページ】 阪神・大竹耕太郎に教えられたこと

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