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厳格な体重管理に「暇さえあればお風呂で汗を…」新体操・サイード横田仁奈が語る“一糸乱れぬ演技”の舞台裏「他競技の選手はそんなに練習してないの?」
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石井宏美Hiromi Ishii
photograph byGetty Images
posted2026/01/27 11:03
ロンドン五輪、新体操の団体決勝で得点を見守るサイード横田仁奈さん(前列中央)らフェアリージャパンの選手たち
大舞台で日本代表は歴史的快挙を成し遂げているものの、近年は少子化や新体操部減少などから競技人口が減少傾向にあるとも言われている。そんな現状にサイード横田さんも歯がゆさを抱いている。
「対戦競技はわかりやすいですし、陸上や水泳などは記録が出るので明確ですが、表現の競技は一般的にはすべてきれいに見えたりかっこよく見えて伝わりづらい面があると思います。そこをいかに“競技”に持っていけるかが課題。今も幼い女の子の中で新体操は人気だと思うのですが、他の競技よりも早くキャリアを終えてしまうことも多いんです。楽しさを感じながら競技へ移行できるようなやり方が必要だと感じています」
社会から遮断…閉鎖的な側面も
日本代表は赤羽のナショナルトレーニングセンターを拠点にしているが、学校との両立も競技を続ける上では1つの課題と言えると語る。
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「現役時代、私もナショナルトレーニングセンターを拠点にしていました。他の競技の方はある一定の期間、そこで合宿をして、その後は所属するチームなり学校に戻って競技するということが多いと思うのですが、新体操の場合はほぼ住み込みのような状態だったので学校とのバランスが取りづらいという一面がありました。
10代中盤から後半は同世代とのコミュニケーションも大切ですし、新体操に専念できるからこそいい部分もある反面、社会から遮断されて育ってしまうという閉鎖的な側面もある。それも課題の1つだと感じました」


