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筋肉マニアがアスリートの体を見れば。
内村航平の背中、五郎丸歩の脚部!
posted2015/12/04 10:30
text by
増田晶文Masafumi Masuda
photograph by
AFLO
先だっての体操世界選手権の表彰式、金メダルを胸もとで輝かせた絶対王者・内村航平の雄姿をみて、私は「ほう」と感嘆した。
世界チャンピオン内村は2位キューバ、3位中国の選手と比較しても、きわだってバランスのよい筋肉をしている。シルエットが見事な逆三角形のうえ脚が長い。162cm、52kgいう数値より、ずっと長身でスタイリッシュに感じる。
昨今は細マッチョが大流行。
オフに3時間の筋トレを欠かさぬ西島秀俊、細マッチョの祭典「ベストボディ・ジャパン」東京大会で優勝した金子賢しかり。
数カ月で望みの身体に仕立てあげると豪語するジムも、なかなかの盛況ときく。
女性だって美魔女のボディ3原則はボン、キューッ、ポン。若き乙女たちもこぞってダイエットにいそしみ、とりわけ二の腕やふくらはぎ、お腹が引き締まった肉体に憧れているご様子。
いずれにせよ、決して過剰ではなく、ほどよく筋肉が発達し体脂肪率の低い身体が、理想の肉体として認知されているのは事実だ。
内村の筋肉とプロポーションは、まさにゴールデンボディといっていいだろう。
私もかつてはボディビル大会に出場していた。
かくいう私も筋肉にはうるさい。
齢55にして筋トレ歴30年。頭髪資源は枯渇寸前、赤貧をざぶざぶ洗う貧乏作家なれど、たゆまず筋骨を鍛え今日に至っている。
かつてはボディビル大会にも出場していた。筋トレ本までモノしている。
身長170cm、体重59kg、3サイズは98・73・87、皺腹に腹筋クッキリ。体脂肪率が6.2%(2015年11月26日現在)。
まぎれもなき細マッチョでございます。