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久保建英ケガの瞬間…じつは“バルサ選手もガク然”「9日間で3戦300分超→中4日スタメン」「昨日タケ、残念だったな」撮影カメラマンが見た全事実 

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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photograph byDaisuke Nakashima

posted2026/01/22 11:07

久保建英ケガの瞬間…じつは“バルサ選手もガク然”「9日間で3戦300分超→中4日スタメン」「昨日タケ、残念だったな」撮影カメラマンが見た全事実<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

左ハムストリングを負傷した久保建英。ソシエダsvバルサを撮影に訪れたカメラマンがレンズ越しに見た“全事実”とは

 年始からの国王杯も含めた3試合で久保は、ほぼフル稼働してきていた。

4日アトレティコ戦:89分交代
9日ヘタフェ戦:90分フル出場
13日国王杯オサスナ戦:PK戦までもつれたため、120分フル出場

 データ上では9日間で299分間、アディショナルタイム分を含めれば300分以上はプレーしたことになる。そしてバルサ戦も、ホームチームの先発イレブンの中に久保の名が記された。

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 緩急を活かす久保のプレースタイルでは、“急”のプレーにおいて一瞬の動き出しやダッシュでの負荷が大きくなる。そして前述したとおり、この日は守備時にもさらに多くのスプリントを強いられた。

 これまでのソシエダでの起用法を鑑みると、今節まで中4日あったとはいえベンチスタートの可能性も高かった。

 ただチーム再建を託されて新監督に就任したばかりのペッレグリーノ・マタラッツォにとって、自身の就任を起爆剤とした“監督ブースト”といわれる上昇気流を絶やさないために、負けられない戦いが続いていた。

 その中で「もっとTakeにボールを繋ぐべきだ」とアトレティコ戦のハーフタイムで指示を出したように、チームの攻撃の要としての役割を久保に託し、久保を必要不可欠な存在としている。

新監督は久保の守備負担を軽減させようとしたが

 マタラッツォ監督としては直近の国王杯において、久保を早めに交代することが理想的だったはず。しかしチームとして唯一狙えるタイトルだけに、接戦の中で久保を交代することができずこの試合を迎えていた。

 バルサ戦、新指揮官は58分に最初の交代策を打つが、やはり久保はピッチに残しておきたいようだった。その代わりに打った手が、中盤のブライス・メンデスに変わりSBのオドリオソラを投入。オドリオソラに久保の役割を回し、久保の守備面での負担をやや軽減させようとしていた。

 この時点では、久保などの選手のユーティリティさをフル活用しつつ、前任者に比べて柔軟な選手起用にポジティブさを感じたが――。

 起用法に関しては結果論でしか語ることができない。ケガ予防の意味合いが強くなると「もっとたくさん、長時間起用しろ」というような声も上がってくる。

 今節さえ乗り越えれば、週中のゲームはなく、次節まで1週間フルに開くということも頭にはあったはずだ。ただ残念なことに、久保の負傷という結果になってしまった。

“1ミリ判定”にポスト直撃5本…不運まみれのバルサ

 久保の負傷交代直後、バルサに同点ゴールが生まれたが、ソシエダはすぐさまゲデスが勝ち越し点を奪い、勝利を手にした。

【次ページ】 「昨日、タケ残念だったな」

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