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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
侍ジャパン“センター問題”の切り札は森下翔太? 井端弘和監督に聞いたWBC連覇への青写真「“鬼門”の初戦」「大勝負でのミス」「二遊間は…」
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2026/01/10 11:05
連覇を目指す戦いの青写真を語る日本代表・井端監督
短期決戦でこそ輝く森下、周東の強み
――というのは?
井端監督 彼は常にフルスイングじゃないですか。もう全部が目一杯なんです。レギュラーシーズンでも毎週、毎週6試合を、毎日ああやってプレーするというのは多分、彼の身体の中ではかなりハードだと思います。でもWBCは1次ラウンドから3試合やって休みが入ったり、いい感じの日程になっている。そこでも彼の良さが生きてくるのかなと思っているんですよ。
――ずっとトップコンディションで稼働できるスケジュールだと。持ち味が発揮できる環境になるということですね。
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井端監督 そうですね。ただ周東選手もこの3年間で打撃をだいぶ磨いて、打つ方でもチームに貢献していますしね。もちろん彼のスタメンっていうのも十分あると思います。
――井端監督は選手時代から国際大会で気づいたことをノートにまとめて、指導者になってからも、そうした細かいことを徹底していきたいということをお話しになっていました。そういうことを踏まえて、日本が連覇するために大事だなと思っていることがあったら教えてください。
井端監督 こういう試合ではミスが出た方が負けって言われますけど、ミスというのは野球に限らず他のスポーツも必ずあると思うんです。大事なのはミスが出ても、選手が不安にならないようにすること。ミスが起こっても、次に同じシチュエーションが起きたときに、どう対処するかの答えをチーム内で徹底すること。そこが一番大切だと思うんです。ミスが起こったら、次はどう対処するのかをシビアに考えて、必ずその答えを選手に伝える。
「決め事を徹底することが大事」
――ミスへの対処、答えを?
井端監督 曖昧にしないことで、選手が一番動きやすくなると思います。それぞれの所属チームによって、それぞれ色んな違う決め事があると思いますが、このチームではこうするという決め事をしっかり徹底することが大事になります。
――メジャーの選手が合流してくると、そういう決め事で日本の野球との違いもあるのではないですか?
井端監督 そういう細かい部分は日本に合わせてもらうしかないですね。ただその点ではチームに合流して開幕まで1週間くらいしかないので、そこに大丈夫かなという不安はあります。
――そういうことをミーティングとかでメジャーの選手たちも含めてちゃんと伝えていくことが大事になる。
井端監督 まあ今のコーチ陣は3年、4年とか一緒にやっていますし、金子(誠)ヘッドコーチなんて、もうちょっと長くやっていますから。僕が忘れていることも、覚えてくれていて、しっかり共有してくれている。その点では監督としてはすごく楽にはやらせてもらっています(笑)。


