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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
「メンバーはほぼ固まっている」侍ジャパン・井端弘和監督が語ったWBC連覇のカギ「打者・大谷翔平」の起用法は…「2番というのもありかな」
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2026/01/10 11:04
気になる大谷の起用法は? WBCへの青写真を語る井端監督
大谷の「二刀流」起用は?
――二刀流を含めて大谷選手の起用法については、どんな構想をお持ちですか?
井端監督 まずは本人と話し合ってですね。投手として投げられるのか。投げられるとしたら、どれくらいの登板回数で球数はどれくらいになるのか。その辺は本人の意向を聞いて、最終的に判断していくことになると思います。
――打者としては? 例えば打順とかはどうお考えでしょうか?
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井端監督 それもまずは本人の考えを聞いてですね。ドジャースでは昨シーズンは1番で非常に良い結果も残していますし、それが本人にとってピッタリくるのか……こちらとしてまず考えるのは、1つでも多く打席に立ってもらいたいということですけど、ポイントゲッターとしての役割も期待しています。その2つを同時にいけるという意味では2番というのもありかなと思っています。実際に2024年にはドジャースでも2番を打っていますし、それも選択肢の1つだなと思っています。
――昨年末の先行発表では、その大谷選手以外の7人は全て投手でした。その中でパドレスの松井投手に巨人の大勢投手、西武の平良海馬投手と阪神の石井大智投手とリリーフ投手が4人、入っていました。
井端監督 球数制限とかもありますし、先発投手、第2先発だけではなく、第3先発くらいまで考えてもいいのかな、と。そういう継投で7回くらいまで行って、主に8回と9回を任せる投手として、彼らを選ばせてもらいました。ここからあと1人、2人は(さらにリリーバーが)入ってくるのかなという感じですかね。
カギになる松井裕樹の起用法
――その中でちょっと気になったのが松井投手の起用法です。松井投手はパドレスでは中継ぎとして、回の途中からでもマウンドに立ったり、様々なシチュエーションで投げています。侍ジャパンでも同じような起用法となるのでしょうか?
井端監督 変わらないと思います。やっぱりワンポイントというところが(メジャーリーグのルールで)なくなってしまったので、途中からいかないというのがベストかなとは思っているんですけど、どうしても代えざるを得ない場面というのは出てくる。前回の大会でも準々決勝のイタリア戦や準決勝のメキシコ戦で実際にありましたからね。
――もちろん回の途中での投手交代は避けたいですが、逆に言えばイニングの途中で走者を置いた場面というのは、ピンチの場面でもあります。そういう場面での経験の豊富さというのはチームにとっても貴重な存在になるということですね。
井端監督 そうですね。ほぼほぼ向こう(パドレス)ではそういう使い方だったと思いますし、誰よりも慣れているのかなと思います。ましてやこの大会ではピッチクロックが適用されて、ピッチコムを使いますからね。そういう場面では、その2つが慣れない投手にはかなり負担になると思うんです。そういうものにも、彼はメジャーで対応してきている。そこも心強いところですね。

