NumberWeb TopicsBACK NUMBER

「原君、部がダメになるぞ」ムキになった原晋監督が今も後悔する“最悪のスカウト”…箱根駅伝“9回目の優勝”のウラに、青学大の「意外な採用基準」

posted2026/01/07 11:01

 
「原君、部がダメになるぞ」ムキになった原晋監督が今も後悔する“最悪のスカウト”…箱根駅伝“9回目の優勝”のウラに、青学大の「意外な採用基準」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

9度目の箱根駅伝総合優勝を果たした青学大の原晋監督

text by

NumberWeb編集部

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web

PROFILE

photograph by

JIJI PRESS

2026年の箱根駅伝で、史上初となる2度目の3連覇を達成した青山学院大学。9回目の優勝に導いた名将・原晋(58歳)が“チーム作りのヒミツ”について明かした記事の短縮版をお届けします。

◆◆◆

 青山学院大学の陸上競技部を箱根駅伝の“常勝チーム”に育て上げた原晋監督。その成功の裏には、苦い経験から生まれた「心根のいい選手を選ぶ」という強固な信念がある。

チームに訪れた“空中分解の危機”

 原監督が人間性を重視したチーム作りを確立したのは、監督就任3年目の出来事がきっかけだった。就任1年目、2年目と思うような成績を残せなかった原監督は、3年目に入り、「人間性を度外視してタイムが良いだけの選手をスカウト」することを決断する。

ADVERTISEMENT

「原君、あんな選手をとってはいけない。部がダメになるぞ」

 その選手の指導者から警告があったにもかかわらず、意地になった原監督は獲得を決めた。しかし、この決断は「最悪の結果」を招く。その選手は寮に入るとすぐに、チーム内で抜群のタイムを出す一方で、乱れた生活でチームをかき回した。結果、チームは前年より成績を落とし、「陸上部は空中分解の危機」に直面したのである。

「自分のことしか考えられない人を私は『心根の悪いヤツ』と表現します」と原監督は語る。この苦い経験から、「表現力豊かで、勉強もしっかり取り組める心根のいい選手」を採用するという青学陸上競技部のスカウト基準が確立された。

「高校生の頃は少々タイムが悪くても、自分でちゃんと考えてコツコツと練習に取り組み、自分の言葉を大切にする子のほうが、大学4年間で圧倒的に伸びる」

 原監督は組織力やチーム力を押し上げるのは「コツコツと努力できる心根の良い人間」だと強く信じている。この信念が、青学陸上競技部の強さの礎となっているのだ。

 原監督が明かす「箱根を勝つチーム作りの舞台裏」は、記事本編で詳しく描かれている。

〈つづく〉

 ◆

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

関連記事

#青山学院大学
#原晋

陸上の前後の記事

ページトップ