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青学大・原晋監督も警戒? 箱根駅伝“往路優勝”目前で暗転「悔しい4位」早大が強力ルーキー加入で狙う優勝…来季主将は「復路で好走の“一般組”」
posted2026/01/07 11:00
往路優勝目前だった早大は総合4位での大手町ゴールとなった。強力ルーキーが加入する来季は優勝候補の一角として臨むことに
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph by
Yuki Suenaga
「復路は、下りが終わってからずっと悔しい展開でした。去年は、悔しさの中にもちょっとうれしさもありましたが、今年は本当に悔しい4位です」
早稲田大学は10時間44分29秒の大学記録を打ち立てながらも前回と同じ総合4位。レース前に花田勝彦駅伝監督は「うちは5強のなかの5番目」と自認していたが、それを上回る4位にも悔しさは圧倒的に大きかった。
花田監督は総合タイムを10時間40分から45分以内を想定していた。つまりは見積もった通りに選手たちは走ったことになる。それでも、選手たちが目標に掲げた総合優勝には届かなかった。
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「最低限はクリアしましたけど、相対的にタイムが良かったので、あまりそこは評価はできないかなと思います。往路は追い風でしたし、復路もそこまで向かい風ではなかった。そこで思い切って攻めるような走りができなかったですし、そういう練習がまだできていなかった」
優勝した青山学院大には6分55秒もの大差があり、花田監督は力負けを認めざるをえなかった。
好調だった往路も…すり抜けた“往路優勝”
往路は、早稲田の見せ場が多かった。2区では駅伝主将の山口智規(4年)が1時間5分台をマークし、日本人トップの区間4位と快走した。
4区ではスーパールーキーと称される鈴木琉胤が、トラックレースだけでなく箱根駅伝でもヴェールを脱いだ。イェゴン・ヴィンセント(東京国際大OB、現Honda)が持つ区間記録にあと1秒に迫る区間賞の活躍を見せた。
そして、5区では“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)が、直前に調子を落としていたのにもかかわらず、トップの中大に1分12秒差の2位でタスキを受けると、10kmを前に先頭に立った。
その後も淡々とピッチを刻み、このまま往路優勝かと思われたが、青山学院大の黒田朝日に打ち砕かれた。残り1.5kmで早稲田の往路優勝はつゆと消えた。
往路は、青学大に18秒差の2位。
「総合優勝は、往路が終わった時点で青学大に先行しているのが前提でした。青山学院は先頭に立ったら、勝ち方を知っているので、慌てさせるような展開に持っていかないといけなかった」

