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今井達也と電撃合意は“ドジャース化”への第一歩? アストロズ日本市場参入の野望「イマイだけでなく他の選手も…」GMが明かした真の狙い 

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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photograph byHideki Sugiyama

posted2026/01/04 17:01

今井達也と電撃合意は“ドジャース化”への第一歩? アストロズ日本市場参入の野望「イマイだけでなく他の選手も…」GMが明かした真の狙い<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

ヒューストン・アストロズと3年契約を結んだ今井達也(右)。日本時間6日午前4時に入団会見を行う

 アストロズは近年のメジャーリーグで確かな存在感を確立してきたチームである。2017年にはドジャースを下してワールドシリーズを制覇したのを皮切りに、7年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出。一時は“サイン盗み事件”で物議を醸したが、その処分明けの2022年にも世界一を奪還して雪辱を果たしている。

 昨季はケガ人の多さが祟り、わずか1勝差で9年ぶりにポストシーズンを逃した。それでもラインナップにはホセ・アルトゥーべ、ヨルダン・アルバレス、ジェレミー・ペーニャ、昨季途中にトレードで復帰したカルロス・コレアといった黄金期を支えた選手たちが名を連ねており、依然として力のあるチーム。今オフは課題だった先発陣に今井、昨季パイレーツで23試合に登板したマイケル・バローズらを加え、再び戦える体制を整えつつある。

「確かに中核は高齢化していて、スター選手の多くは年齢を重ね、4、5年前ほどの生産性や同じ選手像ではなくなっているかもしれない。マリナーズが力をつけ、かつてのようにアストロズが楽に西地区を独走する、という状況ではない。それでも、戦力を机上で見れば、優勝争いができるだけのものはある。オフシーズン前の最大の弱点は先発ローテーションだったが、そこを補強しようと明確に動いてきた。だから、来季に向けては、再び優勝争いをすると見られるのは間違いない」

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 カワハラ記者のそんな言葉を聞くまでもなく、2026年もアストロズが少なくともプレーオフ争いに顔を出す可能性は高い。今井との3年契約には毎シーズン後のオプトアウト権が付与されており、わずか1年でチームを去っても不思議はないが、その1年でプレーオフのマウンドに立ち、メモラブルなシーズンを過ごしてまったく驚くべきではないのだろう。

GM会議で耳にしたアストロズの“ある戦略”

 今井との契約には当面の戦力補強というだけではなく、より長い目で見た戦略も含まれているのかもしれない。アストロズの視線は極東へ。実は昨年11月、ラスベガスで行われたGM会議で筆者が話を聞いた際、アストロズのデイナ・ブラウンGMは日本マーケットへの参入をすでに“予言”していたのだ。

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