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「やっぱり40歳になって…毎年心が揺れますね」プロゴルファー横峯さくらの本音「息子を連れて家族で転戦」を続けながら優勝を目指す理由
text by

南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2025/12/25 11:06
今年で40歳になったプロゴルファー横峯さくら。家族のサポートを得ながら、来季も「優勝」を目指す
スイングの修正が功を奏したことも結果が伴った要因である。
今季の横峯は全盛期のスイングをイメージして、トップを深くしていた。だが、歳を重ねたことで柔軟性が変わってきたことにより、タイミングが合わなかったり、トップが深くなりすぎたりして、スイングにばらつきが生じ、ミート率が落ちた。
「浅いスイングでは優勝を目指せないって思い込んでいたんですが、(今年の初秋に)試してみたら、安定したし、飛距離も出るし」
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年齢にあったスイングに気付けたことは、来季にも繋がる収穫となった。
振り返れば、シーズン終盤6試合の全てで予選通過。今季最後の試合となった「樋口久子 三菱電機レディス」でも選考会から挑戦し、本戦では13位タイと存在感を見せた。
変化する肉体。子育てとの両立。「辞める」と決断できる理由はいくつもあるが、それでも、勝利へのモチベーションが尽きないのは、賞金女王たるゆえんなのだろうか。
「今なら、私自身甘えもなく、ちゃんとプロゴルファーやるよ、みたいな感じでできるかなと思っています」
充実した気持ちで迎えたオフ。横峯は息子とやりたいことがあるとニコッと笑みを浮かべた。〈つづき→後編〉

