「もっと“秋本美空”を見て」同世代ライバルが異例の訴え…女子バレー期待の新星・秋本美空19歳は何がスゴい？「木村沙織さんを超えるぐらいの…」

　1年前の目標は、春高で日本一だった。

　だが今、秋本美空の戦う舞台は「世界」だ。

　2025年1月、春高バレーで共栄学園を19年ぶりの全国制覇に導いた秋本は、高校卒業直後にSVリーグのヴィクトリーナ姫路で出場機会を得ると、8月にはドイツ・ブンデスリーガのドレスナーSCへのレンタル移籍を果たした。

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「自分には経験が少ないので、海外でさまざまな経験をしてすべてにおいて成長したい」と早々に海を渡り、リーグ開幕直前の10月に開催されたスーパーカップではいきなり19得点を叩き出し、MVPに選出された。その後もリーグ戦やカップ戦、チャンピオンズリーグが重なるハードスケジュールの中、自ら望んだ「経験」を世界相手に重ねている。

ネーションズリーグ、世界選手権と国際大会を経験した秋本美空　©︎Yuki Suenaga

さらなる成長を誓ってドイツに移籍した秋本美空　©︎AFLO

　185センチという高さを活かした攻撃はもちろんだが、高校時代にはセッターも経験した器用な選手だ。日本代表でも世界選手権の開幕戦にスタメン出場を果たすなど、右肩上がりの成長曲線を描く19歳。「世界で勝ちたい」と口にする彼女が日本女子バレーをどんな未来に導くのか。

　秋本の凄み、強さは何か。思いを巡らせていると、証言者たちが現れた。

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