NumberWeb TopicsBACK NUMBER

坂本花織が悲痛な涙のウラで「情緒不安定なくらい…」なぜ“練習でもしないミス”から復活できたのか? 取材陣に見せた決意「悔しい気持ちはこの大会で終わり」

posted2025/12/10 06:00

 
坂本花織が悲痛な涙のウラで「情緒不安定なくらい…」なぜ“練習でもしないミス”から復活できたのか? 取材陣に見せた決意「悔しい気持ちはこの大会で終わり」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

GPファイナルで総合3位フィニッシュとなった坂本花織

text by

NumberWeb編集部

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web

PROFILE

photograph by

Asami Enomoto

名古屋で行われたグランプリファイナルで総合3位となった坂本花織。まさかの5位スタートから巻き返した現場では、いったい何が起きていたのか? 現地レポートの短縮版をお届けします。

◆◆◆

 フィギュアスケートのグランプリファイナル、坂本花織が3位に終わった演技後、思わず力が抜けたようにしゃがみこみ、涙とともに「よかった」とつぶやいた。その背景には、想定外のミスと24時間の葛藤があった。

 ショートプログラムで坂本は冒頭のトリプルルッツが2回転になり、ルールにより0点扱いという痛恨のミス。「練習でもしないミスです」「自分でもちょっと分からないというか……」と赤い目で語った彼女は、まさかの5位スタートとなった。

「昨日は情緒不安定なくらい泣いたり笑ったり」

ADVERTISEMENT

 しかしフリーで坂本は立て直しを見せた。完璧ではなかったものの、演技全体を通して強さを発揮。その原動力について「(ショートが)終わってからたくさんの人からメッセージをもらって、『花織はこんなもんじゃない』ってたくさんの人に言ってもらえて、こんなにも見守ってくれてる人がたくさんいるのにあきらめちゃだめだと思って」と振り返る。

「昨日はほんとうに、情緒不安定なくらい泣いたり笑ったりしてたんですけど、今日に持ち越さないように頑張りました」

 坂本は落胆の中でも、演技構成点ではトップを記録。課題を得る一方で確かな手応えも感じ取っていた。「人間なのでミスはするときはするんですけど、その後絶対に引きずらないっていう今回の経験が収穫」と語り、「悔しい気持ちはこの大会で終わりにしたい」と決意を示した。

 GPファイナルで“らしくないミス”が出た坂本。そのウラで起きていた“ある異変”については、記事本編で詳しく描かれている。

<つづく>

 ◆

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

関連記事

#坂本花織
#オリンピック・パラリンピック
#ミラノ・コルティナ五輪

フィギュアスケートの前後の記事

ページトップ