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りくりゅうの“対照的な表情”のワケは…木原龍一「(優勝に)届かないな…」三浦璃来「最後までやりきれたガッツポーズ」GPファイナル現場ウラ側

posted2025/12/10 11:00

 
りくりゅうの“対照的な表情”のワケは…木原龍一「(優勝に)届かないな…」三浦璃来「最後までやりきれたガッツポーズ」GPファイナル現場ウラ側<Number Web> photograph by Asami Enomoto

GPファイナルで優勝を果たした三浦璃来と木原龍一

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NumberWeb編集部

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Asami Enomoto

グランプリファイナルで優勝を果たした三浦璃来・木原龍一。しかしその舞台裏では、三浦と木原の様子に“ある違い”があった。現地レポートの短縮版をお届けする。

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 演技終了後、木原龍一は「ごめん」と謝るように三浦璃来に手を合わせた。対して三浦は「そんなことないよ」と笑顔で首を左右に振り続ける。グランプリファイナルのペア・フリーで見せた二人の対照的な表情には、明確な理由があった。

ミスを乗り越え自己ベストを更新した「勝負強さ」

 12月5日、名古屋で行われたグランプリファイナルのペア・フリー。三浦璃来/木原龍一組はショートプログラムトップで最終滑走を迎えた。サイドバイサイドの3連続ジャンプの最後で木原がバランスを崩して手をついたミス。それでも合計225.21点の今季世界最高点で優勝を果たした。

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「(手をついたときは優勝に)届かないなって。ただ最後まであきらめちゃいけないという思いがあったので、しっかりそこは気持ちを切り替えてやってきました」と木原は当時の心境を語る。対して三浦は演技終了時、右腕を突き上げガッツポーズを見せていた。

「(北京)オリンピック以降、完璧なノーミスっていうのが出ていなかったので、今日もちょこちょこミスはあったんですけど、ストップ&ゴーなく最後までやりきれたかな、っていうガッツポーズでした」

 名古屋は2019年7月に二人がペアを結成した原点の地。その原点で果たした優勝の背景には、「楽しむ」という本来の姿勢を取り戻した二人の確かな成長がある。ミラノ・コルティナ五輪に向け、彼らはどのような進化を遂げていくのか──GPファイナルの舞台裏は、本編でさらに詳しく描かれている。

<つづく>

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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