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「16歳の私と26歳の彼」禁断の恋から生まれた息子が、世界陸上王者に「これからも厳しく指導しますよ」ブラジル競歩の英雄の母はパワフルすぎた
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byHiroaki Sawada
posted2025/12/03 11:03
世界陸上で金メダルを獲得したブラジル人カイオ・ボンフィム一家。現地ブラジリアに足を運ぶと、とても幸せそうだった
「僕自身は今、キャリアのピークを迎えつつあると感じている。競歩を始めたのが16歳と少し遅く、あまり消耗していないからかもしれない。最大の目標は、もちろん2028年ロス五輪で金メダルを獲得すること。そのために、来年、再来年と国際大会で良い成績を残し続けたい。体調次第だけど、母は40歳で自己ベストを出し、43歳まで現役を続けた。母にできたことは僕にもできる、と思っている」
カイオ本人、妻のジュリアーナ、父ジョアン、母ジャネッチ。彼らから話を聞いて、家族の強い絆、そして深い愛情と強い信頼関係に感銘を受けた。
カイオは引き続き家族の愛情とサポートを受けながら、キャリア最高の栄光を目指す――ブラジルの首都ブラジリア郊外の小さな町で行なった取材は、二組の「素晴らしい夫婦」との出会いでもあった。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

