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米メディアがいずれも「1億ドル超え長期契約」を予想の衝撃…西武・今井達也“メジャー争奪戦”の行く末は?「今オフの市場の中心に立っている」 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2025/11/20 06:01

米メディアがいずれも「1億ドル超え長期契約」を予想の衝撃…西武・今井達也“メジャー争奪戦”の行く末は?「今オフの市場の中心に立っている」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

ポスティングを利用してのメジャー挑戦を表明した埼玉西武ライオンズの今井達也。最強右腕のMLB評価は?

 ニューヨーク・メッツも意欲的だ。『MLB Trade Rumors』は明確に「メッツはイマイに興味を持っている」と報じた。千賀滉大の成功が球団内部の評価軸を大きく変えたのは周知の通りで、近年のメッツはローテーションの再編が続く。

 デービッド・ピーターソン、クレイ・ホームズ、千賀の3枚は揃うが、その後に続く中堅クラスが不在。さらに故障続きの千賀の立場が不透明な部分はある。“強いボールがアメリカでさらに強くなる”という千賀の成功モデルは、球質重視型の今井にとって説得力のある前例となる。

『The Athletic』は、今井の移籍先として最適な7球団の一つとしてボルティモア・オリオールズを挙げた。

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 トレバー・ロジャーズ、ディーン・クレーマーに続く先発ローテの厚さが課題で、コンスタントにイニングを食える右腕は、まさに急所の補強ポイントである。さらに、オリオールズが今オフに菅野智之をFAで呼び戻すことを決断すれば、彼は今井の良きメンターになり得るだろう。

ヤンキースも「最も積極的」と…?

 エースのゲリット・コールが右肘手術で長期離脱しているニューヨーク・ヤンキースは、『CBS Sports』によって「最も積極的」と報じられた。コール不在のローテはマックス・フリード、カルロス・ロドンが並ぶがいずれも30代と高齢化している。

【次ページ】 MLBのFA市場でも上位に入る今井

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